活字革命 〜2012春うらら〜

こんな時代、世界だからこその革命を

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リレー小説2 第7話

「あー、じゃあこれ、マイセンと午後ティーです」


「ごめんね、ありがとね」


活字にすれば、謝罪と感謝の言葉に見えなくはないが、
タカシは中身を確かめることも、財布から金を取り出す素振りを見せることなく、
すぐに彼が「ちゃん付け」で呼ぶ僕の母と同じ名前の女に視線を戻した



「なあ、君、つんくって知ってる?」



視線は彼が「ちゃん付け」で呼ぶ僕の母と同じ名前の女に向いていたが、
それが僕に向けた言葉なのは明らかだった


「つんく♂知らないやつなんて、僕らの世代にはいないですよ」

自分でも嫌悪感が無意識に出ていることに気づく



「じゃあ話早いな。ミニモニっていたじゃん?」

僕は頷くことなく目尻の筋力だけで頷く



「あいつらって身長…」

「150cm以下のユニットですよね。知ってますよ」



タカシが砂漠の様に乾いた唇をねっとりとした舌で潤し
弾力を持った唾液を上下2セントほど糸状に引き伸ばしながら話を続ける



「身長の小さい女ってエロいっていうじゃん?」


そんな思春期の頃に聞いたような都市伝説をぬかしやがって
こいつ、このタカシってやつ、マジでなに言って―――








―――加護亜依(エロくて干された)


―――矢口真里(エロくて干された)


―――辻希美(もう、そんな感じ)


―――外人のメンバー(もう、そんな感じ)






合点






瞬間的に声が出そうになったが、タカシのことを言えないくらい
いつの間にか乾ききり、張り付いた自分の上下の唇が邪魔をする




「つまりそれって」

やっとの思いで喉を伝った僕の言葉にタカシは応えた





「つんくに聞けよ」





午前8時45分

テレビの中で表情の緊張と緩和を繰り返す小倉智昭を隠すように、
我が家のリビングには、マイルドセブンともメビウスともとれる煙が充満している


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