徒然庵の俳句日記

俳句も言霊。日々つれづれの俳句を末広の八句ずつ紹介していきます。ご笑覧ください。
今、満天星躑躅(どうだんつつじ)が満開です。下向きの白い花をいっぱいつける可愛い花です。馬酔木は総生りに小花を付けますが、満天星は五六個ずつ花を咲かせます。「満天星花」としていろいろ詠んでみました。

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花埋む満天星花の花盛り


満天星の花は浅黄の灯を点し


満天星の花に小蜂は止まりかね


白きこと散るのも惜しや満天星花


吹く風に鳴るや鈴の音満天星花


花盛り白もまたよし満天星花


降らねども満天星花の雨滴


花明かし摘めば満天星こぼれ落ち

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こちらには「芝桜」の名所にしようと、10年ほど前から花苗を植え続けてきた「三又が池」というところがあります。結構育っていて、十分見ごろになったので、先日出かけて行ったら、丁度ピークを迎えていました。そこで、いろいろ「芝桜」で詠んでみました。

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丘埋む蝶も高見の芝桜


風の波香も芬々と芝桜


香は一つ色は三つ色芝桜


芝桜雀の恋路花の下


芝桜一望遥か影も無し


花絨毯踏むに踏まれぬ芝桜


芝桜十間橋の向こうまで


芝桜色目伝へば花絵文字

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先日花屋さんで濃紫の「都忘れ」を見つけました。キク科の深山嫁菜の園芸種で、色は様々ですが、何といっても、別名「江戸紫」と呼ばれるように、紫が似合いの花です。今日は「都忘れ」で詠んでみました。

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都忘れゆかしやその名問ひ訊ね


都忘れ色地は著(しる)き濃紫


惚れたればその名忘れず都忘れ


思ひ出す栄耀栄華都忘れ


都忘れ前世は数寄な人ならん


都忘れ季(とき)を忘れず乱れ咲き


都忘れ辿るは花の道しるべ


都忘れ花は細身に濃紫

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木曽三川は昔から蜆の産地でした。渡船があった頃は、木曽・長良と渡って、蜆を取りました。今はもっぱら木曽川の蜆が中心ですが、昔は、桑名あたりから、蜆売りがバイクに荷を載せてやってきました。今日は「蜆採り」「蜆売り」「蜆汁」でいろいろ詠んでみました。写真はネットとより、蜆舟。

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親も子も網を手に手に蜆採り


蜆舟曳けばずっしり網熊手


蜆売り木霊す声は「ええしじみ」


木曽は黒長良は茶色蜆採り


昔はも渡船乗り継ぎ蜆採り


蜆採り川面の風も心地よし


蜆採り屈めば誰も尻濡らし

山となす青き貝殻蜆汁

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今日20日は二十四節気の「穀雨」です。種まきに不可欠の恵みの雨が降る頃となり、とうとう春も終盤となりました。今日は「穀雨」でいろいろ詠んでみました。
 
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百穀に百花の季(とき)と穀雨かな


穀雨かな濡れし畑の黒き土


畝作る穀雨は天の恵み雨


穀雨かな野良は小雨に一休み


穀雨かな目覚めの雨の心地よき


大雨も小雨も同じ穀雨かな


百穀が万石となり穀雨かな

穀雨かな狭庭の草もぐんと伸び

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