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毎年 我が家の庭で成るムカゴを楽しみに待っていてくださるお友達がいる。弟に言わせれば 「そんなのを庭に植えていたら どんどん増えるよ。」と言うのだが 季節を感じるので 毎年ムカゴご飯を炊いている。これからは 栗ご飯であったり 吹き寄せご飯 銀杏ご飯 サツマイモご飯 栗おこわ 松茸ご飯 キノコご飯 かやくご飯といろんなご飯を楽しめる。今はひとりになったけれど 夫がいるときは 「昔は混ぜご飯は嫌いだったけど 年を取ると好きになってきた。」と 春のエンドウご飯もうれしそうに食べてくれていた。私は もち米を少し入れて炊くので お母様も 「もち米を入れるとおいしくなるね。どのくらい入れるの?」と聞いてくださるくらい おいしいご飯になっていた。けれど 今は それを喜んで食べてくださる人もいない。私だけが お仏壇にお供えして 「こんなのを炊きました。お召し上がりください。」と報告するだけ。なんの返事も感想もない。とても寂しい思いがする。食の細い私は そんなことをして いろんな種類のものを食べるようにしているのである。息子のお嫁さんがやってきたとき 「これはどうして作るのですか?」とか 「おいしいですねぇ。家で作ってみます。」というのをきくととてもうれしい。もう 御さんドンから解放されてしまって3年半。自由と言えば自由だが おいしそうな顔を見ることが出来ないのは寂しい。
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