四季の山歩き・冬・暖冬の御在所岳
四季の山歩き・冬・御在所岳・中道登山道を歩く
2007年1月30日(水)快晴
まだ一月だと云うのに、春を思わせる暖かな陽気に包まれた御在所山頂だった。
積雪も例年の半分以下、山頂のあちらこちらでは黒い土も露出していた。
アカヤシオやベニドウランツツジの花芽も大きく膨らみ、春の足音はそこまで来ているようだ。
10時20分閉鎖されている鈴鹿スカイラインゲート前を出発した。行き交う車もない広い道路を中道登山口へ向かう。車なら僅か2分少々を、40分かけて11時中道登山口から入山した。見上げる空の高みには、紺碧の空を背景に赤いゴンドラがゆっくり動いていた。例年1月下旬の鈴鹿では登山口付近から積雪を見る。勿論アイゼン着用は当然のことだが、今年は何と黒い土を踏んでの登攀となった。
中道登山道は、いきなりの急登から始まる。御在所岳特有の花崗岩砂礫の溝道をひたすら登る。雑木の樹林が突然なくなると、目の前が急に明るくなり巨大な花崗岩の累積する台地に着いた。この岩上からの展望は最大級の賛辞を送っても余りある。鎌ヶ岳の鋭い三角錐が天突く。ゴンドラの赤い箱が点々と繋がり山頂へ向かっている。四日市市の石油コンビナート、名古屋港から遠く伊勢湾まで、対岸の知多半島は霞の中に煙る。我々はここで小休止をした。
中道登山道は、自然石が長年の風雨にさらされて出来た岩の造詣の多い事でも良く知られている。三段に積み重なった台座に立つ「地蔵岩」遠くから見れば袈裟を着た地蔵尊が直立しているように見える。他にも長方形の二枚の岩が重なり合って天を突く「負レ岩(おばれいわ)」を見上げ感嘆の声を上げる。
12時10分キレット着、標高920mのキレットまでは残雪程度、労せずして、アイゼンも使わずここまで登ってきた私だが、このように積雪期である1月・2月に早春を体験したことは今まで経験がない。驚きの異常気象である。
12時20分キレットをクサリで下降する。いよいよ鞍部から山頂へ向けて、標高差290mの本格的な急登が始まる。この登山道は鈴鹿山脈を日本中に知らしめた「藤内壁」を上部から俯瞰する登山道でもある。
鞍部からおよそ20分、岩上の平坦地でアイゼンを着用する。
ここで御在所岳中道ルートの概要を記して置く。
中道ルートは御在所岳東山頂(ロープウエー駅)から東面に派生する一本の支稜線尾根に過ぎないが、歩いてみて満足のいくコースである。山頂から山麓への距離も他のルートに比較して極端に短いが、半面急峻な登攀を強いられる。そしてこの尾根の特徴でもある先にも記した、藤内壁を北面に落としているのである。眼下に藤内壁を登攀するクライマーの掛け声や姿さえ見るのもこの尾根の特徴である。
展望も素晴らしい。北面に国見尾根その先に釈迦が岳を見、南面には深く切れ込む本谷をへだて三角錐の鎌ヶ岳が天を突く。東面振り返れば、四日市市の石油コンビナート、伊勢湾のかなたには名古屋市街地が広がり、青空のかなたに中ア・御岳の姿も見られる。
今日も、我々が登攀するあいだ、振り返れば必ず積雪の御岳を望むことが出来た。
アイゼンの爪が硬い雪面に食い込む音になれた頃、巨大な岩を抜けると支陵の北面に出る。夏場は岩を伝う水に絶えず濡れているが、冬の季節は青い氷に覆われる。クサリとフイクションロープの助けを借りて、藤内壁上部の悪場をトラバース気味に通過した。後は体力に物を言わせ木の根や岩角を掴みながらしゃにむに体を持ち上げ13時35分御在所岳山上公園の一角にある富士見台の岩上に立った。
帰路は、国見峠から裏道コースを経由しスカイライン冬季ゲート脇に駐車した車へ戻った。
コースタイム
鈴鹿スカイライン冬季ゲート 10:20
中道登山口 11:00
キレット 12:10 12:20
藤内壁上部(アイゼン着用)12:40 12:55
富士見台 13:35 13:40
御在所岳(旭陽台)13:50 14:40
国見峠 14:50
藤内壁出合 (アイゼン脱着)15:25
藤内小屋 15:48
日向小屋 16:05 16:17
裏道登山口 16:30
スカイライン冬季ゲート 16:40
写真説明
1) 地蔵岩
2) 御在所岳山頂とスキー場
3) 山頂からイブネ遠望
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かつじいちゃん元気でしたか??アップがないから、心配しましたよ!!此処に住んでいましたよ!!6年くらい!!歩いて登ったことはなかったナァ〜
2007/2/13(火) 午前 9:28
勝爺ちゃん。ここんとこ、寂しかったです。お元気で何よりです。御在所岳(中道コース)を歩いていらしたんですね。雪はすくないのかしら?
2007/2/13(火) 午前 9:38
山の写真は見ているだけで心が癒されますね。 久しぶりにお帰りなさい。
2007/2/13(火) 午前 9:40
おねーさん。お久しぶりです。別段病気をしていたわけではありませんでした。御心配かけてすみません。三重県菰野町辺りにお住まいでしたか?水のとても美味しい所ですね。それに温泉もあって。昔の佇まいの残る古くて新しい町です。時々寄り道してみてください。
2007/2/13(火) 午後 4:08 [ 勝じいちゃん ]
roseさん。今日は。しばらく御無沙汰していました。又これからもよろしくお願いします。
2007/2/13(火) 午後 4:11 [ 勝じいちゃん ]
happyさん。今日は。野暮用が重なりしばらくパソコンから遠ざかっていました。又これからもよろしく御指導ください。
2007/2/13(火) 午後 4:14 [ 勝じいちゃん ]
かつ爺ちゃん、お元気そうでよかったです。私も4日に国見岳に行ってきました。かつ爺ちゃんとは反対コースです。この日は樹氷も見られましたよ。
2007/2/13(火) 午後 8:35
御在所岳に登ろうかと思いつつ調べても冬の中道登山道のことが何処にも無くて探していたところでした。それにしても久しぶりですね!!
2007/2/13(火) 午後 8:49
こりんさん。今日は。樹氷が見られるとは幸運でしたね。このところポカポカ陽気でもう今年は駄目かとあきらめていましたのに。来週辺り伊吹へセツブンソウを見に出かけようかと思っています。
2007/2/14(水) 午前 10:10 [ 勝じいちゃん ]
すぎっちょんさん。お久しぶりです。御在所中道には、冬道はありません。すべて夏のルートを歩きます。今年は雪も少なく今一つもの足りませんが、岩のオブジェを楽しみながら歩くのも良いと思いますね。
2007/2/14(水) 午前 10:15 [ 勝じいちゃん ]