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里山の四季・秋 栗
里山の四季・秋
栗
2006年9月29日
弥勒山
このところ、登山道を歩いていると、栗の実がやたら落ちているのに出会う。ストックの先で突ついて見るとイガの間から艶々した栗の実が顔を覗かせている。シメたと思い靴で踏み付け、栗の実を取り出すのだがほとんど小さな穴が明けられ、虫に食べられている。
こんな時にふと思い出すのが、子供の頃習った里の秋。。。懐かしく、歩きながら思わず口ずさんでしまう。
栗は昔から人間の生活の中に深くとけ込んでいた。栗はブナ科、クリ属の果実で、現在我々が食している栗は日本原種の「シバグリ」と言う(通称ヤマグリ)。山を歩いていると良く見掛けるイガイガの付いた栗は、原種シバグリである。
シバグリは『古事記』『万葉集』にもその名前が見られ、奈良、平安時代から盛んに栽培されて来た。つまり、人間の食生活における重要な地位を占めていたことになる。
♪ 静かな静かな 里の秋 お背戸に木の実の 落ちる夜は ああ母さんと ただ二人
栗の実煮てます いろりばた ♪
瓜食めば 子供思ゆる 栗食めば まして偲はゆ いずくより来たりしものぞ 眼交に ものなかかりて 安眠し寝さぬ 詠み人 山上憶良
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