里山の四季・冬・銀杏黄葉(いちょうもみじ)落葉
里山の四季・冬・愛知県豊田市足助町・愛知県・瀬戸市上品野
銀杏 イチョウ科 イチョウ属
万葉集に「真草刈る荒野にはあれど黄葉の過ぎにし君が形見とそこし」(まぐさかるあらのにあれどもみじばのすぎにしきみがかたみとそこし)柿本人麻呂とあるように、万葉の時代には「黄葉」を「もみじ」と呼んだ時代もあったようだ。
紅葉の代表格が楓(かえで)なら黄葉の代表格は銀杏であろう。
混ざりけが無い真黄色の色彩が、澄み渡った青空に鮮やかに映えるのを見るとなぜか圧倒される。
銀杏には古木も多く樹齢1000年を超える巨木も多い。鎌倉の鶴岡八幡宮、東京麻生の善福寺、山梨県身延山など、各地の神社仏閣には天然記念物に指定された老樹・銘木が多く存在する。
銀杏の黄葉の美しさは写真を見ればお分かりいただけると思うが、この銀杏が一斉に落葉する光景を足助の町で目の当たりにしたことは自分にとって幸運だった。
後で伺った話では、銀杏の落葉の様子は俳句の世界では秋の季語『銀杏落葉』になっているほどで、風に運ばれくるくる回りながら落ちてゆく姿は銀杏ならではと聞き改めて感じ入った。
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