伊吹山花の歳時記・秋・アキノキリンソウ
伊吹山花の歳時記・秋
アキノキリンソウ キク科 アキノキリンソウ属
伊吹山山頂付近のお花畑では、8月中旬頃には早くもアキノキリンソウが咲き始める。この花の面白いことは、低山から高山まで広く分布することだ。10月初旬、北アルプス涸沢のザイデングラードを登攀中にこの花を見た。今時アキノキリンソウがと思ったものだが、考えてみれば低山の12月初旬だと思えば納得も出来る。この時に見たアキノキリンソウは(ミヤマアキノキリンソウ?)草丈も低く20センチ程だったと記憶している。
低山から高山まで分布すると書いたが、セイタカアワダチソウと間違えているわけではなく、アキノキリンソウもセイタカアワダチソウも同じキク科の植物で仲間同士、一見するとセイタカアワダチソウと見間違うこともあるから注意が必要になる。
黄金色のとても綺麗なアキノキリンソウは、古代の霊獣で、ビールの商標にもなっているキリンから名付けられた。古代中国では「聖人」の出現する時には、前兆として現れると言う麒麟。花の色が黄金に光り輝く処から秋に咲く麒麟草と名付けたとされる。
伊吹山では、アキノキリンソウは漢方に用いられている。麒麟草を茎から刈り、陰干しをして乾燥させ、煎じて飲めば、解毒に効果があり、煎じた汁でうがいをすれば、風邪の頭痛薬、喉の痛みに効果があるとされる。
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