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里山の四季・冬・サネカズラ(実蔓)
里山の四季・冬・弥勒山
サネカズラ 別名(ビナンカヅラ・ビジョカズラ・ビンツケカズラ) マツブサ科 サネカズラ属
初冬の11月半ばを過ぎると、弥勒山の一角にサネカズラの果実が赤く実る。花はあまり目立つことなくうっかり通り過ぎてしまうが、サネカズラの実はとても美しい。直径5ミリほどの実が群れ固まって、全体が3〜4センチほどの球形の塊を作っている。和菓子の鹿の子を想像すれば良く、つぶつぶのアンコがサネカズラの赤い実で、形もよく似ている。
サネカズラは、現在のように石鹸や整髪剤のなかった時代に蔓の表皮を削り乾燥させたものに熱湯を注ぎどろどろに溶け出したもので顔を洗ったり、頭髪を洗ったりしたという。
皮膚に刺激がなく肌荒れがしなかった。つまり、石鹸の代わりの役目を果たしていたのだ。
また武士の頭髪の形を整えるためにもサネカズラを使用したという。
そのために別名ビナンカズラ・ビジョカズラと呼ばれたり、頭髪の形を整えることからビンツケカズラとも呼ばれた。
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