清涼感を誘う「イワタバコの花」
2006年8月24日(木)快晴
毎年8月中旬に咲く「イワタバコ」昨日この花の咲く谷を訪れた。処が、谷へ降る固定ザイルが外されていて谷へ降る事が出来なかった。今日改めて30mザイル一本を持って谷へ降った。谷底の岩場には紫色のイワタバコの花が一面に咲いていた。
淡い紫色の小さな花は、暗い谷間にあって其処だけに色彩の妖精が踊っている感がした。
私は濡れた垂直に近い岩場に、足場を求め慎重にカメラを構えシャッターを押した。
昨年この谷へ降る登山者が滑落し大怪我をした場所でもあり、しばらくザイルも取り払われていたのだが、1月ほど前に通過したときにはザイルも固定されていた。昨晩地元の山仲間に電話で確認したところ、最近クチコミでこの谷へ入り盗掘する登山者もある事からザイルを外したらしいとの事、そんな登山者が居る限りは「仕方がないとあきらめる他ないであろう」。
「イワタバコ」は、たえず水に濡れた岩場の崖に好んで咲く。それも不思議と北側斜面にしか花を付けない性質を持っている。こんな難しい植物を盗掘しても管理が大変でほとんど枯れてしまうそうだ。自然の中で鑑賞するのが一番だと思うのだが・・・・。
「いわたばこ」は、根元から一枚ずつ出る大きな葉がタバコの葉を連想させるので、その様な名前が付いたと言われている。しかし、ガサガサしたこの葉はタバコの葉とは似ても似つかない。岐阜県東濃地方ではこの花の名前をウシノシタと呼ぶそうで、他にもイワナ・イワジサとも呼ばれているそうだ。
写真説明
1)2)3)共「イワタバコの花」
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