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伊吹山花の歳時記・秋 コイブキアザミ 2005年9月8日
伊吹山花の歳時記・秋
「コイブキアザミと鈴鹿・霊仙山」 キク科 アザミ属
昔・伊藤久男が歌っていた「アザミの歌」をこの小さな紅紫色の花を見る度に思い出す。『高嶺の百合のそれよりも、秘めたる夢をひとすじに、くれないもゆるその姿、あざみに深き我が思い』歌詞の一番よりなぜか二番の歌詞が好きだった。
アザミの花にはなぜか地域性が強い。手元にある図鑑を見ると北から、エゾノキツネアザミ・チョウカイアザミ・フジアザミ・スズカアザミ・コイブキアザミ・・・・。と、土地の名前を付けたアザミは多い。言い変えれば、アザミほど地域の気象条件や土質に適応して、子孫を守り続けてきたと考えて間違いはないと思う。
アザミの種類は、春に咲くアザミから、秋まで。道端に咲くアザミから、高山に咲くアザミまで、一説によると200種類を越えるそうだ。
伊吹山での、コイブキアザミは、8月中頃に8合目登山脇に咲いている。ほとんどの登山者は立ち止まることもなく、ましてこの花にカメラを向ける人はまずいない。つまりどこにでもある「アザミ」だから珍しくもないのだと思う。
今日も(9月8日)山頂でコイブキアザミを写していると、『アザミの花ですね』と三人の女性から声を掛けられた。『コイブキアザミと言います。伊吹山の名前が付いた代表的なアザミですよ』と、教えてあげた。三人は花に向かって、シャッターを切っていたので、こちらも嬉しくなった。
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