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里山の四季・冬・ふくよかな香り「蝋梅」の花春を待つ
里山の四季・冬・弥勒山山麓2007/1/16
蝋梅 ロウバイ科
江戸時代に中国から日本に渡来したと伝わる蝋梅の花。北風の吹く雪の季節、見渡す限り寒々とした冬枯れの景色が続いている中で、細い小枝一杯に黄色い花を咲かせる。私はこの花を見るたびに「春遠からじ」と、口笛でも吹きたくなるように心も浮き立つ。
山の行き帰りにお尋ねする、春日井市都市緑化センターのK先生から「園内に蝋梅が咲き始めましたよ」とお聞きし早速梅園の片隅に咲く蝋梅の花を尋ねた。
まだ5分程度の咲き具合であろう、蕾の膨らみの中から咲き始めた蝋梅をゲットした。
蝋梅は中国から渡来した外来種だが、日本人の心の中にしっかりと根を下ろしている。中国名を蝋梅と云い※1蜜蝋の色に似ているから付けられた名前。又別名には※2臘月(ろうげつ)に咲くことから付けられた。
我が国では、早春の白梅がまだ咲かない旧暦の正月の床を飾る「飾り花」として黄色い色を黄金とみなし、馥郁(ふくいく)とした香りが室内に満ちることから縁起花として重用されてきた。
渡来した頃の蝋梅は、写真のように花弁の外側が淡黄色だったが、最近改良された品種は花弁の内外共に淡い黄色の品種【素心蝋梅】が普及してきた。
「うとうとと 蝋梅咲いて 窓の内」
※1蜜蝋(『ミツバチ』の巣を水と共に熱して得た無味無臭の蝋。漂白すると白くなる。ロウソク・蝋細工・光沢材として使用する)国語辞典より
※2臘月(ろうげつ)(旧暦12月の別称)
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