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里山の四季・冬・万両
里山の四季・冬
万両 ヤブコウジ科 ヤブコウジ属
手元にある「万葉の贈る花・伝える花の本」を開いてみても、万両の詩はみかけなかった。藪柑子はあるのに。
難しいことはよく分からないが、貨幣単位に「両」が使われるようになったのは江戸時代に入ってからのことらしい。(紀元前221半両銭はあったが)
実のなる木々の名前に、お金の単位をつけて縁起物としたのはそんなに古い時代では無いかも知れない。
それはともかくとして、万両は正月の床を飾る生け花には欠かせることの出来ない植物である事に違いは無い。
この万両を、自然の中で見掛けることはほとんど無くなった。昨年暮れ宮路山を歩いた時、山頂直下に持統天皇の長男草壁皇子を祀る宮道天神社奥の宮に、背丈1m以上もある万両が植えられ赤い実をたわわに付けていたが、これらは里から移植されたであろう。
千両にしても万両にしても、最近は農家の副業として栽培されている。
これらの木々が何時の日か、里山に戻ることを期待している。
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