かつ爺の「山の歳時記」

ゴミを拾いながら徒然に書いた山日記

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残雪の二つ森山

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四季の山歩き・春・二つ森山(1223m)

四季の山歩き・春・残雪の東濃の山(二つ森山・1223m)
2007年2月24日(土)快晴


二つ森山は、名前の如く二つの峯からなる双耳峰。山頂からの展望は、御嶽山を始めとして、中央アルプス、南アルプス、恵那山と、百名山に名前を連ねる高峰を惜しげもなく展開する展望の山でもある。特に白銀に輝くアルプスの展望を見れば、自宅からのアプローチは遠いものの、急登あり、アップダウンありと山歩きの楽しさを実感して余りある。

自宅を8時に出発、途中仲間との合流、川辺町の道の駅で小休止をし二つ森山登山口切越峠へ着いたのは午前10時を少々過ぎていた。

10:20分切越峠から入山、植林された檜は、細い根を地面からむき出して絡み合っている。その林を急登。登山靴の底ゴムと剥き出しの木の根は、固い氷と同じで、水と油の相対関係よろしく実に良く滑る。少し油断をするものなら、たちまち手痛いシッペ返しを食らうことになる。
実際帰りに、二人の仲間が木の根に乗って尻餅を突いた。

檜と雑木林の入り混じった尾根をひたすら登った。登攀中はほとんど展望は利かない。時々振り返って見る木々の間から、透かして見える御岳の白い輝きが意外に間近いのに驚く。

こうもり岩分岐を11時45分通過、往復約1時間の距離にある蝙蝠の住む洞窟も最近めっきり数が減ったと云う。(地元の人の話)

こうもり岩分岐から最後の急登が始まる。登山道には踏み固められた雪が僅かに残るものの、東濃の山にも春の気配が確実に訪れていた。

二つ森山の山頂は巨大な岩のテラスで出来ている。東南面はスッパッと切れ落ちた絶壁で、遠く下方に中津川市街地を望み背面に恵那山が聳え立っている。「ここから見る恵那山は立派だね」とYさん。

我々がいつも歩く弥勒山の先に名古屋市外のビル群が見えたのには驚きだった。この意外性にしばらく仲間たちの話題が続いた。

南アルプスの白銀も意外に近く、中央アルプスも屏風の如く山系を連ねていた。
「あれが塩見だね」、「北岳はどれだろう」「木曽駒から右に宝剣も見えるね」。仲間たちと展望の素晴らしさに満足し13時5分駐車場を目指し下山した。

切越峠10:20→第一ベンチ10:40 10:45→第二展望台11:05 11:15→コウモリ岩分岐11:45→二つ森山12:05 13:05→切越峠14:20

写真説明
1) 山頂から恵那山
2) 山頂から南アルプス
3) 山頂から中央アルプス
4) 山頂から御岳山

セツブンソウ

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里山の四季・春・セツブンソウ

里山の四季・春・山里にも早春の息吹
2007年2月19日(晴れ)

セツブンソウの花言葉に『人間嫌い』と、あるそうだが、深い檜の林の縁に群生するセツブンソウは、早春の季節毎年決まって尋ねてくる私を温かく迎えてくれる。
咲く地方によって違いはあるけれども、雪の中から顔を出し何時の間にか細い葉を広げたと思うと翌日には花を咲かせる。その頃が丁度節分の時期に合致するところから「セツブンソウ」の名前が付いた。

図鑑をみると、セツブンソウは日本特有の特産種で関東以西に分布していると書かれているが、私の知る限り石灰岩質の土壌を好んで咲くようだ。

写真を見て頂けると分かるように、白い五枚の花弁状に見えるのは萼片であって、本物の花弁は花の中央に固まっている5個の橙黄色が花弁である。

弥勒山で見かける鳥

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里山の四季・春・野鳥とのふれ合い

里山の四季・春・弥勒山で見かける鳥

木の実もすっかり姿を消し、餌の乏しくなった野山では、登山者が集う山頂に餌を求めて多くの野鳥たちが訪れる。

昨年から登山者に懐いてきたヤマガラも、今では手から餌を食べる程になった。最近では、ヤマガラに交じり、シジュウガラ、メジロ、ミソサザイ、ソウシチョウなどが登山者から餌をもらっている。

先日も、東海自然歩道を団体で歩く東京のグループが山頂に集まってくる小鳥を見て驚いていた。その中の一人が「ここへ集まってくる小鳥たちは、勿論野生ですわね」と、尋ねた。「そうですよ」と答え「この餌やりも、そろそろ終わりにしないといけませんね」と答えたが、冬の一時期極端に餌が不足する12月から翌年の3月頃までは、餌さやりをすることによって野鳥とのふれ合いも必要だが小鳥たちの餌が十分取れる季節は野生に戻すのも人間の勤めであると思うから。

それにしても、手から餌を咥え飛び立つ小鳥に歓声を上げる仲間たちの嬉々とした表情を皆さんにお見せしたいほどだ。

写真説明
1) 登山者の手から餌を取るヤマガラ
2) 餌場で餌を食べるシジュウガラ
3) 餌場で餌を食べるソウシチョウの夫婦
4) 梅の枝に止まるメジロ

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里山の四季・春・タネツケバナ(小牧市郊外)

里山の四季・春・枯葉の中に目立つ白い花
タネツケバナ 種漬け花 アブラナ科 タネツケバナ属 3月〜5月

2007年2月15日(木)

一般的に湿地や水田の畦道などで白い花を見事に群生させるタネツケバナだが、水分の多少に関係するわけでもないらしい。林道脇の枯れ草の中に小さな塊を作り、白い花を咲かせていた。
成長すると20センチ程の高さになり、暗紫色か濃緑色の今にも折れてしまうような弱々しい花芯を伸ばす。
花は白色で十字形、総状花序の特徴で遠くから眺めると一面白色の絨毯を敷き詰めたように見える。

3月から5月、稲の種籾を水に漬け苗代作りに入る頃に田一面に白い花を咲かせるところから付けられた名前なのだが、今年は暖冬の性もあって早くも白い花が見られる季節になった。

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里山の四季・春・芽吹き始めたコモウセンゴケ

里山の四季・春・小牧市郊外丘陵地
コモウセンゴケ 小毛氈苔 モウセンゴケ科 モウセンゴケ属

2007年2月15日(木)

小牧市郊外に広がる丘陵地の一角に、コモウセンゴケの群生地がある。
15日、この日の愛知県地方は寒の戻りを思わせる霙(みぞれ)の降る一日だった。尾張三山の一つ白山を歩いた帰り、小牧市最大のコモウセンゴケ群生地に寄ってみた。あまり期待はしていなかったが、ここ数日の暖かさでコモウセンゴケの芽も大きく育ってきた。

モウセンゴケやコモウセンゴケは、小牧市東部丘陵地を始めとして周辺に点在する丘陵地の林緑を中心に点在している。
このモウセンゴケ類は、日当たりの良い湿地に生える食虫植物で葉の表面に多数の赤紫色の腺毛が生える。この腺毛から粘着性の強い液を分泌し、小さな虫は腺毛から抽出する分泌液で捕らわれついには消化されてしまう。

モウセンゴケの語源は葉の一面に毛が生え、地面に毛氈を敷き詰めたように見えることから付けられ、小さな腺毛をみて苔にたとえたものである。

この赤い毛氈から6月頃になると、淡紅色の小さな花が風に揺れる。
風に揺れる、と書いたが花茎の太さは精々0.7ミリほど、長さ20センチそこそこの茎の先端に綺麗な花と書いたものの、昆虫にとっては恐ろしい罠でもある。昔から言われている諺「綺麗な花には棘がある」ではないが、ウッカリすると命取りになってしまう。クワバラクワバラ。

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