里に伝わる伝説(愛知県小牧市)
子孫繁栄を願う「天下の奇祭」
2007年3月15日(水)
愛知県犬山市の大縣神社(姫之宮)と小牧市田縣神社とは尾張地方に古くから伝わる奇祭として全国に知られている。古くは二つの神社の豊年祭りは同じ日に執り行われた。大縣神社から神輿が田縣神社へ向かって練り歩く祭り最大のイベントには沿道を埋める祭り見物の人たちで埋まった。しかし昨今の交通事情や事故を心配した関係者によって、古くから続いた伝統も廃止され大縣神社の豊年祭りはすでに3月11日無事終わった。
両神社の豊年祭りは、五穀豊穣・子孫繁栄を願う奇祭で、この日外国人観光客およそ8000人を含め地元を始めとして県内外からの見物客およそ8万人の人出で埋まった。
男性器を形作ったひのきの「大男茎形(おおわせがた)」(直径60cm、長さ2.5m、重量300kg)を乗せた神輿を奉納する。この日田縣神社近くの熊野神社を出発した神輿は、総勢百二十人の厄男に担がれ沿道を練り歩いた。
田縣神社の祭神は大荒田命とその娘玉姫を祭る。
創建の年代は不明、尾張地方の農業・子宝の神として信仰されてきた。
古くから男性器を「天」とし女性器を「地」とみたて、天からの恵みによって、大地が潤い、五穀豊穣と子宝に恵まれることを祈願する祭事で、新しい息吹、芽生え、生命の誕生を意味することから豊年祭りとして早春の大地の潤いの時期に行われるようになったという。
写真説明
1) 愛知県小牧市田縣神社
2) 同上
3) 小牧市熊野神社に並ぶ奉納神輿
4) 神輿と遊ぶ
5) 神輿と遊ぶ
6) 熊野神社から練り歩く神輿
7) 熊野神社から練り歩く神輿
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