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里山の四季・春・白い壷鈴が可愛い馬酔木の花(鳩吹山)
里山の四季・春・馬酔木(あせび・あしび)の花
2007年3月21日(木)快晴
日本原産の馬酔木は、国内のいたるところで見られるごく普通の植物である。処が、同じ漢字を書きながら読みが二通りあることに気付いた。馬酔木は、あせび共あしびとも読む。何故だろう。はたして、方言のように地方によって読みが違うのであろうか。
まず国語辞典を開いて見た。はたして読みは両方あった。色々調べてみて判ったことだが一般的には『あせび』と読む。万葉集を開いてみると、万葉集の解説書には、古くはアシビとよび・・・とあった。『磯のうえに生ふる馬酔木(あしび)を手折らめど見すべき君がありとは言はなくに』万葉集 大来皇女(おおくのひめみこ)
現在に至るまで、あしびの読みは続いている。このように別名ではなく二つの名前を持つ植物は珍しい。
馬酔木は春先に咲くつつじ科の植物で、先にも書いたように日本原産である。早春の雪のちらつく頃に野山を白い色で包む。近付いて見ると直径3ミリほどの小さな壷形の花が鈴生りに咲いている。とても綺麗だ。近付くと甘いにおいが花をつく。処がこの馬酔木は、木も葉も花もすべて有毒で、馬が食べると足がふらつき場合によっては死に至るという恐ろしい植物である。
以前、奈良へ出掛けた時のこと、バスガイドが説明していた馬酔木は鹿も良く知っていて食べませんと・・。そのためか何処の山を歩いても馬酔木を目にしない山は無い。
写真説明
1)鳩吹山稜線の「馬酔木」
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