里山の四季・春・春の妖精「カタクリ」が見ごろを迎えた
里山の四季・春・カタクリの花見ごろ
2007年3月28日(水)晴れ
3月15日に開花した岐阜県可児市土田公園のカタクリの花は、2週間を経て見ごろを迎へようとしている。静かな園内もこの数日が、一年の内でいちばん賑わう時でもある。勿論お目当てはカタクリの花。薄紫色の小さな花が、山麓の斜面一帯を彩る様はさながら紫の絨毯を敷きつめたように美しい。
カタクリはユリ科の多年草。実生から7、8年して、やっと薄紫色の可愛い花を咲かせる。長い間の地中生活がこのように美しい花を咲かせるのであろう。
この花は地中生活も長いが、花を咲かせた後も眠る時間は結構長い。太陽の日差しが満遍なく辺りを照らす頃やっと長い目覚めからさめる。土田公園では北向き斜面の関係もあって、目覚めは他の地域よりずっと遅い。午前9時ごろ僅かずつ花弁が開き始め、カタクリ独特の花弁が反り返り始めるのは10時を回る頃になる。
カタクリは、鳩吹山山麓の北斜面に元々自生していた。付近には土田城跡やそのほか数箇所に自生地があったが、現在ではそのほとんどが壊滅状態になってしまった。
十年ほど前から、地元小学生や中学生を中心に種を収穫し、数回に分けて種まきをするようになり、群生地の規模も徐々に拡大しつつある。
近頃では、口コミで伝わることもあって広い駐車場も一杯の盛況だ。地元の人達の熱意が報われつつあることはとても嬉しい。処が残念なことに、ここへ集まるカメラマンのマナーの悪さには閉口する。今日も柵の中へ半身を入れ、自分の衣服が汚れるのを避けるためにビニールシートを敷き、寝そべってカメラをかまえていた人に注意した。敷物に使っているシートを取り除いていただいた。残念なことにカタクリの芽がシートの下敷きになって潰れていた。
カタクリの花は草丈20センチ前後、写真を見ていただけると分かるように下を向いて咲く。カメラマンは自ずと、地面に寝そべり花より低い位置から被写体にレンズを向け花弁が作る幾何学模様を始めてカメラに収めることが出来るのである。
私の場合も他のカメラマンと同様に、地面に寝そべりシャッターを切るがそこは皆さんが持つ高級カメラではないため、片手でヒョイとカメラを持ち腕をぐんと伸ばし、マクロ機能を使ってシャッターを切る。当然失敗作も多いが、自分なりに満足できる写真もどうにかゲットできる。当然ビニールシートなどは使わないし、カタクリの花が潰されることもない。
写真説明
1) 満開を迎えたカタクリ群生地に咲くカタクリの花
2) 日差しの中で大きく花弁を開くカタクリの花(花弁に幾何学模様が見える)
3) 一面に咲くカタクリの花
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