かつ爺の「山の歳時記」

ゴミを拾いながら徒然に書いた山日記

火打山・妙高山の高山植物

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4)火打山(2462m)妙高山(2454m)
妙高山と黒沢池湿原に咲く花 (その4)
黒沢池ヒュッテ〜妙高山〜黒沢ヒュッテ〜黒沢池〜笹ヶ峰登山口(駐車場)
8月3日(木)

http://www.geocities.jp/asagirinoyama_122/burogu/hiutiyamanohana-4/Dsc04172himesyajin1.JPG

1)↑「ヒメシャジン」キキョウ科 ツリガネニンジン属
「日本固有」の植物で本州の中部以北の亜高山帯から高山帯の岩礫地や岩の間に咲く。

写真は大倉乗越付近で撮影した。ヒメシャジンはこの他この山域では至るところで見かけた。



2)↑「ヤマキマダラヒカゲ」ジャノメチョウ科
北海道から九州に分布。山地性で獣糞やミズナラの樹液に集まる。花蜜にはあまり集まらない。

黒沢池ヒュッテで、仲間のザックに止ったところを撮影した。黒沢ヒュッテ周辺にはこの他に「アサギマダラ」も多く見かけたが、動きが早くカメラに収める事が出来なかった。



3)↑「シラネアオイ」シラネアオイ科 シラネアオイ属
「日本固有」の植物で本州中部以北の日本海側と北海道に分布する。やや湿った草地や林内に咲く。

写真は大倉乗越を下った雪渓のトラバース付近の斜面に咲いていた。案内のカタログによると12曲り付近で6月上旬から中旬に咲くと書かれていたが、12曲り付近では見られなかったし、この花以外には他に見付ける事は出来なかった。




4)↑「マイズルソウ」ユリ科 マイズルソウ属
5)↑「マイズルソウ」ユリ科 マイズルソウ属
北海道から九州の山地帯から亜高山帯に分布する。

写真4)は黒沢池ヒュッテから大倉乗越へ向かう登山道に咲いていた。写真5)は富士見平分岐で撮影した。



6)↑「スダヤクシュ」ユキノシタ科 スダヤクシュ属
本州の近畿以北(四国)から北海道の山地から亜高山帯の林葉樹林内や林縁に分布する。

写真は黒沢池ヒュッテ付近の暗い林内の登山道脇で撮影した。



7)↑「オオヒョウタンボク」スイカズラ科 スイカズラ属
「日本固有」の植物で本州中部の亜高山帯から高山帯下部に生える落葉低木。葉の脇から長い花柄を出し、白色の花を2個咲かせる。

写真は黒沢池ヒュッテから妙高山へ向かう登山道にて撮影した。



8)↑「ワタスゲ」別名/スズメノケヤリ カヤツリグサ科 ワタスゲ属 



9)↑「ワタスゲ」別名/スズメノケヤリ カヤツリグサ科 ワタスゲ属
本州中部以北と北海道の高層湿原に群生する。普段我々が見る白い綿穂は花期の終わった後に出来る果穂、花のシーズンは6月頃に背丈の短い茎の上に黄色い穂槍を咲かせる。

写真は黒沢池湿原に群生するワタスゲを撮影した。黒沢池湿原以外にも天狗の庭湿原にも咲いていたが規模は小さかった。



10)↑「チングルマ(綿毛)」別名/イワグルマ・チゴノマイ バラ科 チングルマ属
本州中部以北と北海道の高山地帯の雪田周辺や砂礫地、渓流沿いなどに生える落葉小低潅木。雪の消えた砂礫地を白一色に埋めて咲く花の生命力はすばらしい。

写真は花期が終わり花の後に出来る短毛。この短毛が風になびく姿を見て、5月の空を泳ぐ鯉のぼりの先で回る「稚児車」をみたてて名前がついた。



11)↑「ハクサンコザクラ」別名/ナンキンコザクラ/タニガワコザクラ サクラソウ科 サクラソウ属
本州の飯豊山地から白山の日本海側亜高山帯から高山帯の雪田の融雪地や湿った草地に生える。

写真は黒沢池湿原の池尻の大地に咲いていた。この他にも各所の池糖でも多くの花を目にしている。



12)↑「ハクサンコザクラとカラマツソウ」キンポウゲ科 カラマツソウ属
九州かから北海道の山地から高山帯まで幅広く分布している。

写真は黒沢池湿原の池尻の大地にハクサンコザクラに混じって咲いていた。



13)↑「ゴゼンタチバナ」ミズキ科 ゴゼンタチバナ属
本州中部地方以北と四国、北海道の亜高山帯科ら高山帯まで林縁に生える

写真は富士見平分岐付近で撮影した。



14)↑「ツマトリソウ」サクラソウ科 ツマトリソウ属
本州中部以北と北海道の亜高山帯から高山帯の林床に生える

写真は12曲り上部で撮影した。



15)↑「オオカメノキ」別名/ムシカリ スイカズラ科 カマズミ属
九州から北海道の山地から亜高山帯に分布する大型の落葉低木で高さは5m程になる。

写真は12曲り上部のブナ林内で撮影した。
3)火打山(2462m)妙高山(2454m)
湿原と登山道に咲く花 (その3)
高谷池ヒュッテ〜火打山〜黒沢池ヒュッテ
8月2日(水)

http://www.geocities.jp/asagirinoyama_122/burogu/hiutiyamanohana-3/Dsc04093enreisou1.JPG

1)「エンレイソウ」ユリ科 エンレイソウ属
「日本固有」戦前日本の領土だった、北方諸島南千島、サハリンにも咲いているが、あえて私は日本固有の品種とした。九州までの亜高山帯のやや湿った林内に生える。
「延齢草」とも言われ昔から家庭薬として知られている。腹痛・下痢止めの効果がある。又果実は食べられる。

この写真は高谷池から火打山へ向かう登山道の「高谷池末端」の湿地に大きな群生を作っていた。「エンレイソウ」はこの他にも湿地の日陰では至るところにあった。



2)「ハクサンチドリ」ラン科 ハクサンチドリ属
3)「ハクサンチドリ」ラン科 ハクサンチドリ属
本州以北と北海道の亜高山帯から高山帯に分布する。

この写真は「天狗の庭」の木道脇に咲いていた。数は数本しか見る事は出来なかった、花期が終わりに近いのであろうか。



4)「ヨツバシオガマ」ゴマノハグサ科 シオガマギク属
5)「ヨツバシオガマ」ゴマノハグサ科 シオガマギク属
「日本固有」の植物で北海道と中部地方以北の亜高山帯から高山帯の広葉草原に分布する。

写真4)高谷池から火打山への登山道で天狗の庭手前に咲いていた。5)天狗の庭上部の大地に咲いていた。この他にも至るところで目にした


6)「イワイチョウ」ミツガシワ科 イワイチョウ属
「日本固有」の植物で本州の中部以北から北海道及び南千島(日本の固有領土)の亜高山帯から高山帯のやや湿ったところに生える。

写真は「天狗の庭」の木道脇で撮影した。花期には少し早いのか数は少なかったが、火打・妙高の池糖には沢山見うけられる。


7)「イワカガミ」
「日本固有」の植物で北海道から九州の山地から亜高山帯に分布する。和名の「岩鏡」は光沢のある葉を鏡に見たててこの名が付いた。

写真は「天狗の庭」上部の大地で撮影したが、この山域の至るところに咲いている。


8)「ヤマオダマキ」別名ミヤマオダマキ キンポウゲ科 オダマキ属
本州中部地方以北と北海道の高山帯の草地や乾いた礫地に生える。

写真は雷鳥平付近で撮影した。数は少なくこの付近以外では見られなかった。


9)「ミヤマタンポポ」キク科 タンポポ属
「日本固有」の植物で石川県の白山から北アルプス北部、妙高山、戸隠山にかけて、高山帯の砂礫地や草地に生える貴重種。

写真は雷鳥平下部付近で撮影した。


10)「キオン」キク科 サワギク属
九州から北海道の山地から亜高山帯にかけ分布する。やや日当たりの良い草地に生える。

写真は雷鳥平下部の登山道で撮影した。


11)「キオンとヤマハハコ」キク科 ヤマハハコ属
中部地方以北と北海道の山地帯から高山帯の日当たりの良い乾いた草地に生える雄雌異株の多年草。

写真は雷鳥平下部の登山道で撮影した。


12)「イワオウギ」マメ科 イワオウギ属
本州中部以北と北海道の亜高山帯から高山帯に分布、砂礫地や岩壁に咲く

写真は天狗平上部の登山道脇にキオンに混じり咲いていた。


13)「ミヤマシシウド」セリ科 シシウド属
「日本固有」の植物で本州中部以北の亜高山帯から高山帯の礫地や草地に生える。

写真は雷鳥平上部の草地に咲いていた。


14)「マルバタテブキ」キク科 メタカラコウ属
中部以北の太平洋側と四国に分布し、山地から亜高山帯に分布

写真は雷鳥平上部の草地で撮影した。


15)「チダケサシ」ユキノシタ科 チダケサシ属
「日本固有」の植物で本州中部以北の亜高山帯から高山帯に分布する。

 写真は雷鳥平上部の草地で撮影した。
2)火打山(2462m)妙高山(2454m)
湿原と登山道に咲く花 (その2)
高谷池ヒュッテ周辺に咲く花
8月1日(火)8月2日(水)


1)「ベニバナイチゴ」バラ科 キイチゴ属
「日本固有」の植物で北海道西南部と中部地方の日本海側の亜高山帯から高山帯に分布する。

森林限界をぬけ、高谷池ヒユッテを手前にした叢に咲いていた花期は終わりに近い。翌日火打山山頂までに大きな群生を作っていた。そこに咲いていた真っ赤な花は開花して幾日もたっていない、虫たちが花の中に首を入れて吸蜜に余念がなかった。新調に写した写真は残念だがピンとボケだった。


2)「チシマザサ」別名/ネマガリダケ イネ科 ササ属
北海道・東北地方と大山以北の日本海側の亜高山帯から高山帯の林内、林縁に群生する。筍は食べられる。

高谷池ヒュッテ手前の大地に群生していた。※ 偶然チシマザサの花を見たが、竹・笹類の花は滅多に咲かない。私は珍しいこの花にレンズを近付け慎重にシャッターを押した。


3)「イワイチョウ」ミツガワシ科 イワイチョウ属
北海道と中部以北の亜高山帯から高山帯に分布する。花は雄しべが長く、雌しべが短く、雄しべが短いはなが有る。尚花の名前は葉が(銀杏)イチョウに似ている事から名付けられた。

今回の山行では三つの池糖を巡ったが、まだ花期には少し早かったようで、湖面を埋めるように見える銀杏の規模を考えると咲き揃う8月初旬(今年の開花は少し後にずれ込んでいるらしい)は白い花一色となることであろう。


4)「ミヤマホッツギ」ツツジ科 ミヤマホッツジ属
「日本固有」の植物で北海道、本州中部以北と蒜山、大山に分布している。

高谷池ヒュッテから山頂に見られた。写真は高谷池ヒュッテ付近で花柱の反る姿が面白く数枚写して見たが、期待にそうものは一枚もなかった。


5)「ハクサンシャクネゲ」別名/シロバナシャクナゲ ツツジ科 ツツジ属
北海道と中部地方以北と石鎚山の亜高山帯から高山帯に分布

高谷池ヒュッテ付近から雷鳥平付近まで咲いていた。写真は高谷池ヒュッテ手前の展望台にて撮影


6)「カラマツソウ」キンポウゲ科 カラマツ属
「日本固有」の植物で北海道から本州の山地から高山帯に分布している。

森林限界を過ぎ雷鳥平付近まで分布していた。時刻は8月2日午前4時30分を少し廻っていた。昨日の内に確認していたオオバミゾホオズキ・クルマユリ・オトギリソウを撮影に出掛けた時、木陰の中で線香花火がはじけているのを目にして撮影した(高谷池ヒュッテ前にて撮影)


7)「ヨツバシオガマ」ゴマノハグサ科 シオガマギク属
「日本固有」の植物中部以北の亜高山帯から高山帯に分布している。

高谷池から天狗の庭付近に分布。写真は高谷池ヒュッテにて撮影(8月2日午前4時30分頃)


8)「オオバミゾホオズキ」ゴマノハグサ科 ミゾホオズキ属
北海道と中部地方以北の日本海側の亜高山帯の湿地にはえる。ホオズキに似た実を付けることから付けられた名前

森林限界線を越えた登山道から、高谷池付近に分布。楽器のラッパを連想させる姿が面白い。写真は高谷池ヒュッテにて撮影(8月2日午前4時30分頃)
黄色い色や赤い色の花を撮影すると、色飛び現象が現れる。私のカメラにはフイルターをセットする事が出来ないためこの二種類の色を撮影する時は難しい。


9)「クルマユリ」ユリ科 ユリ属
北海道と本州中部地方以北と大台ケ原、四国の剣山に分布する。

高谷池から火打山頂に分布する。名前の由来は葉が輪生に付くことから付けられた。高山ではこの花以外に、ユリは見られない貴重な花、心無い人がこの花を採取して庭に植えても絶対に根付く事は無い。写真は高谷池ヒュッテ付近にて撮影(8月2日午前4時30分頃)


10)「シナノオトギリソウ」別名/ミヤマオトギリ オトギリソウ科 オトギリ属
本州中部地方の亜高山帯から高山帯に分布する。

高谷池から天狗の庭に見られた。写真は高谷池付近にて撮影(8月2日午前4時30分頃)


11)「ミズバショウ」サトイモ科 ミズバショウ属
北海道と中部地方以北の日本海側の亜高山から山岳地帯に分布。多雪地の湿原を中心に雪解けと共に白い花を咲かせる。名前の由来は葉が芭蕉布の材料にする芭蕉の葉に似ているところから付けられた。

高谷池の湿原に咲いていたが、小屋番の話では、「もう一週間早く来られたら良かったですね、その頃は梅雨でお客さんもほとんど来られませんでしたが!!」との返事だった。
1)火打山(2462m)妙高山(2454m)
湿原と登山道に咲く花 (その1)
笹ヶ峰・妙高登山口〜高谷池ヒュッテまで
2006年8月1日(火)〜8月3日(木)


1)「キヌガサソウ」ユリ科 キヌガサソウ属
「日本固有」の植物で中部以北の山地から亜高山帯に分布する。

森林限界をぬけると、やや湿ったところに群生を作っていた。写真は森林限界線付近の登山道脇で撮影した。翌日火打山への登山道脇や「天狗の庭」付近にも大きな群生を作っていた。


2)「ギンリョウソウ」イチヤクソウ科 ギンリョウソウ属
タツノオトシゴかと思う姿形から銀竜草と名付けられた。葉緑素を持たない腐生植物。

森林限界の湿った林の中に咲いていた。付近を捜して見たが、個体はこの他には見られなかった。


3)「サンカヨウ」メギ科 サンカヨウ属
中部以北の山地から亜高山帯に分布する。

森林限界を過ぎ草源の登山道脇に咲いていた物を撮影した。サンカヨウは翌日登った火打山ライチョウ平付近まで見る事が出来た。




4)「タカネザクラ」別名/ミネザクラ バラ科 サクラ属
5)「タカネザクラ」別名/ミネザクラ バラ科 サクラ属
「日本固有」の植物で中部以北の亜高山帯から高山帯に分布する。

森林限界線を越え左手前方に火打山を見ながら歩いていると、右手斜面に水音がして少量だが涌き水が出ていた。カップに受け飲み干した。「うまい!!」代わるがわるカップの回し飲みをし、ふと見上げると、なんと!!サクラが咲いているではないか。

汗を流し、歩いている内は季節は夏でも標高2000mを越えた地点ではやっと春になったばかり、肌に感ずる風の爽やかさも春そのものだった。

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勝じいちゃん
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