かつ爺の「山の歳時記」

ゴミを拾いながら徒然に書いた山日記

伊吹山花の歳時記・夏

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クガイソウ

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伊吹山花の歳時記・夏 
伊吹山花の歳時記・夏 クガイソウ 2002年8月1日

クガイソウ ゴマノハグサ科 クワガタソウ属

梅雨が終わる七月下旬、伊吹山は山麓から山頂まで黄・赤・白・青と色彩の坩堝のなかに埋まる。まさに百花繚乱とはこの景観を言うのであろう。そのなかで、ひときは鮮やかな紫色の色彩を放っているのがここで紹介するクガイソウである。

八月一日早朝、三合目から登ってきたが、山頂は深い霧に包まれていた。明るくなるにしたがって、霧の中から姿を現わす高山植物。その中に、クガイソウの群生があった。霧の雫を一杯ためた花穂を重たげに傾けて、透き通った青紫色の色彩群は、鮮やかさに感嘆の声さえも失ってしまうほどの幻想的な景観だった。

ふと我に返り、ザックからカメラを取り出したのはしばらく後のことだった。

伊吹山花の歳時記・夏

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伊吹山花の歳時記・夏
ミヤマコアザミとモンキチョウ

六月の伊吹山三合目
静かな林の中から、カッコウの鳴声がのどかに響く。草原を流れて行く風も、汗ばむ肌に心地よい。森林限界の一合目からおよそ20分、目の前に始めて伊吹山南面の山肌が広がった。伊吹山スキー場を持つ三合目も、広いゲレンデは緑の絨毯に覆われていた。

沢山の花に混じり、ミヤマコアザミの赤紫がひときは目を引いた。目を引きつけさせたのは私だけではないようで、花の周りを数頭のモンキチョウが、蜜を求めて次々と花の間を飛びまわっていた。色彩も子孫を残すミヤマコアザミの一つの主段だと感心する。

ミヤマコアザミは、野山に普通に咲くノアザミの変種で伊吹山では山麓から山頂まで広く分布している。

モンキチョウ シロチョウ科 
北海道から本州と南西諸島に広く分布している。低地から亜高山帯の草原に生息し、アザミやタンポポなどから吸蜜する。伊吹山にはアザミ・ミヤマタンポポ以外にも食草とされるアカツメクサ、シロツメクサ、クサフジなどが生えている。モンキチョウに取っては楽園と言わざるをえない。

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