出前俳句講座

今朝は朝8時過ぎに富岡小学校へお邪魔させて頂きました。
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 富岡小学校寺子屋事業「俳句講座」という、いかめしい名前の教室の講師を務めさせて頂きました。とにかくこの前の「中濃俳句大会」で中心的な役割を果たされた実績ある俳人たちの中に混ざっての「講師」は緊張の連続です。特にわが師匠の俳人・清水青風先生と並んで校長室に入るのは身の細る思いです。

 想像はしていましたが、約40人の生徒が教室狭しと座っています。この前の武儀東小学校の3倍の規模です。「朝起きた食卓の野菜や、登校の時の用水や田んぼ・畑、山、空はどんな感じでしたか?」と日々目にするモノの中に感じる季節感を読み込むといいね、と季語を強調し、、、 我が弁慶句会の師匠のお話の受け売りです。

 季語の後には高名な俳人たちの作品を列挙。
   夏草や兵どもが夢の跡
   牡丹散ってうち重なりぬ二三片
   紫陽花やきのふの誠けふの嘘
   もらひ来る茶わんの中の金魚かな
   蛍火の今宵の闇の美しき
 6年生には少し難し過ぎたようですが、一応の解釈をしていたら時間が伸しました。でもこれも寺子屋事業-俳句講習の趣旨に違うことではありません。ちなみに作者は上から順に芭蕉、蕪村、子規、鳴雪、虚子です。

 1時限目の後半と2時限目には児童たちの俳句作りです。初めはおずおずとしていた子たちが段々打ち解けてきてどんどん呼んでくれます。まずは委縮させないことが大事ですから、「う〜ん」という作品には励ましながら「ここをこう言い換えたらもっとよく分かって伝わるよ。」とか、良い作品には「うん、センスがいいね。もっとたくさん詠んでごらん。」などと前向きな声掛けを繰り返します。

 10時5分の2時限目の終わり10分前に、すべての児童の自信作が黒板に張り出されました。早めに短冊を持ってくる子の作品が押しなべて優れています。児童たちに気に入った作品を挙げさせると、やはり10番目くらいまでの中のものを選びました。

 富岡小学校は4年生以上は40人が2クラスづつ、3年生以下はそれが3クラスづつ。現在在校生がちょうど500人だと校長が仰っていました。外国人もちらほらいますが、可児市のように各クラスに4、5人というほどではありません。

 庶民のささやかなたしなみとしての文化活動のすそ野が広がってこそ、高い嶺も育って来ようというもの。貴重な授業時間を関市の俳人たちに託して下さる学校の姿勢に敬意を表したいと思います。私ももっと勉強して、高尚な授業を展開できるよう励みたいと思います。




 



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