川越古文書同好会

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演説覚
将又無御伏蔵被仰進候様と之御義付、越後守様御含も
御咄申置候様被仰付候、御政事向之儀御手狎(ナレ)之御自国たり
共不被為行届御事、御懸腰(越)ニ而御大政而已御相談有之候
否哉之義被仰進兼候程之御事、御家格之義も御分レ以後御年
久御年数も立候事故、御銘々様御家格候儀、其御家々にても
毎々ニ者相分レ兼候程之御繁雑之儀候得、是とても傍方様
ゟ御相談被進候儀も被成進兼候事故、全御間柄様ト計之御式而已
之様も可相成哉思召候得、此方様ニ而者向方様御記録(ノ)
無之、御訊問被成候御節(セツ)時々軽御心付被置候方御深切
可相当哉、兎角諸事年を重ね候得、忠節も撓ミ勝之者候故
一朝ならす長御心付被遣被進候方可然哉思召候、殊更此度
御隠居様被為入候事故、御内ば之方御含御座候、右之趣キ
御思惟被為渉候ト申程之儀ニ者御座候得共、先ツ差当り候而者
如斯之御含御坐候、 (途中)

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以手紙致啓上候、然ハ別紙之通リ唯今牧野備前様へ御届ケ
書御指出可被成候、右御案内得御意申候、急被 仰上度奉存候、以上
六月八日         会津        (写真ここから)
堀 七太夫
小林久太郎
松平讃岐守留主居役也
古野(ヵ)孫蔵様
佐伯新右衛門様
此度渡来之異国船蒸気船之方壱艘、昨六日九ッ時過碇ヲ上ケ
猿嶋ゟ本牧ヲ指内海之方へ乗入候付、富津・竹ヶ岡両営ニ而
拾弐艘迄追駆猿嶋内ニ而追付、松平誠丸人数一同漕戻候
様手真似致候得共、不承知之様子ニ而乗入候間、弥付添手真似
致候間もなく漕戻沖合懸居候段、富津詰家来之者ゟ申越候
付、此段御届ケ申上候、以上
六月七日            松平肥後守
此度異国船持参之書翰、浦賀ニ而御請取相成候旨、尤明後
九日於久里浜右之趣被 仰渡有之筈候間、其節四家
ニ而同前海陸固向厳重差出候様、且退帆之儀別段被
仰渡有之候間、其砌面々持場計御備向厳重心掛候様、
浦賀奉行ゟ昨七日達有之候段、富津詰家来之者ゟ申越候、
此段御届申達候、以上
六月八日            松平肥後守
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六月六日
浦賀奉行
井戸鉄太郎
浦賀表へ異国船渡来付、其方儀御暇□間、早速致出立
諸事戸田伊豆守申談、無油断可被取計候
右牧野備前守申渡之

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因茲御類例も   ※写真は次の行から
有之候付、恒吉様御内重役之者御心添も可被成置候段被仰
進候付、右御口上振御尋被進候所、御類例御口上振迄委
被仰進并今朝御尋被進候付、御年月日共御認メ被仰進、カヽル委細
御叮嚀之御口上共、御使者柄之趣迄、具御承知被成候、昨夜被仰進
候、御書付之趣ト御見合セ被成候得、常盤橋様ゟ以(狛也)帯刀被
仰進候、御口上振之方此度可然哉にも思召候、乍去、若狭守様
義被為入候御事故、猶更被仰進候迄無之候ト申、御譲辞を被加
且千太郎様ゟ御相談筋も有之候ハヽ、随分御相談可被進ト之
御文言を被差除候方哉も思召候、何様御例も御坐候事候得
随分御心付被置候向可然思召候、右等之趣御返答被仰進候

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(写真 後から6行目の途中から)
且亦昨夜暮六ッ時頃、右之船
ニ而太鼓・拍子木ヲ打、其後大筒打放、猶又同様明ケ方
同様、今日ハ朝四ッ時頃一ト打仕候、且唯今之てんまニ而湊口
辺より燈明台近辺迄乗廻シ申候、海岸浅深相計申候
様子見受、私一同心配仕候、早々御出張御坐候様仕度、右之段得
御意度如是御坐候、以上
丑六月四日      浦賀御蔵詰手代
福田七郎
浦部清七郎
富田利右衛門様
富田錠之介様
一昨三日夜御届申上候異国船四艘共、千代ヶ崎御台場辺沖
滞船致居候間、御備向弥厳重警衛罷在候旨、且浦
賀御奉行所より再三応接方有之候得共、行届不申候付御伺
相成候由、御指図次第寄打払之儀御達被成様可相成候
得共、急速之場合付、兼心得方御達被成候間、打払手配
不都合相成不申候様可相心得旨、昨四日浦賀御奉行所より
御達御坐候趣、相州陳屋詰家来之者ゟ申越候、掃部頭
在所出立後付、此段御届申上候、以上
六月五日       井伊掃部頭内
藤堂喜三郎
先手ト相見候船大サ
三拾間程   大筒船之片面
拾壱挺、都合弐拾弐挺仕掛
右船 弐艘
元船覚敷船 大サ
七八間程 両腹へ大車仕掛有之、車ゟ先へ大筒
拾五挺、トモ方へ拾五挺、都合六拾挺仕掛
右之船ゟ余程引退キ同様之壱艘、少々先船ゟ手軽
相見申候
以手紙致啓上候、此度渡来之蒸気船之方壱艘碇ヲ上ケ、猿
嶋ヲ乗越柴村ニ而相止メ、一ノ先人数付添罷越、跡三艘
滞船致居候段、早船ヲ以註進申越候付、牧野備前守様
口上を以御届申上候、右御案内得御意候
六月六日            武州河越
留主居役也
松原誠丸殿
松平肥後守殿留主居役也
鷲尾金右衛門
堀七太夫様
小林久太郎様

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かちはし
右御答
御別紙拝誦留守居之義、御問合被仰下致承知候、何様牧野殿へ差支
共申立候筋合も無之故、京・大坂之事計承合候計之事故、御達之
通り家来江者申付置候、依而者寄合相止罷在候、組合之者御達
故障不申立候故、組合も止候形ニ者候へ共、いまた先比迄之組合方々
相止候段申かハさす候計御座候、左様思召可被下候、以上
右訳寛政元酉六月廿日牧野備後守殿御月番之節、留主居
寄合相止候様御達シ御座候節、越後守殿へ御問合セ申上候書附也
但右御達シ御留主居共へ申聞ケも有之也
※寛政元酉(己酉・1789
 
天明六丙午四月十四日之夕内用有之津山侯へ山口左仲
差出候節、御心付ケ之趣河内卜右衛門を以て御答有之候
弁書之扣
※天明六午(丙午・1786
※山口左仲…奏者番
乍快晴今日も時節柄不相応清冷御坐候所、先以被成御揃
愈御安全被成御座、将又御風気も御月代而已御遠慮被成候程
御全快被成候趣、御近々御承知被成御大慶被成候、将又麹丁様
御事遂御長謝被成、御同前御残念至極思召候、
                                                    (途中)

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