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ある面、ブラザレンは、国教会への分離運動、あるいは国教会離脱した信徒の受け皿組織、という側面があります。その意味で、ブラザレン運動が始まってから当初の数十年間は、国教会が via media の結果、何でもありと批判されかねない部分を持つ以上に、いろいろな人が寄せ集まったような坩堝のような状態だった時期、というのがあると思います。ということは、政治的にも、秩序や権威を重視するようなグループ(ダービーさんとそのお友達、エクスクルーシブ・ブラザレンに分類されることが多い人々)もあれば、反対に、聖霊による自由や弱者への救済の視点をもったグループ(クローニンさんやミューラーんさんのお友達、オープン・ブラザレンに分類されることが多い人々)もあれば、という状態なので、実に多様なのだろうと思います。
また、本部を持たないアメーバ型の組織となっているのが特徴なので、各末端の組織を統括することなんかは事実上不可能なので、一致団結して共和党や保守党を応援しよう、あるいは、民主党や労働党というのはありえないように思います。一応、イギリスとかアメリカの枠組みの中で書いていますね。日本に持っていくと書きにくいので。
ただ、どちらかというと、それぞれ信者さんの生育履歴や職業状態、あるいはその時々直面する政治状況に応じて、お一人お一人、保守党の考えに近いかなぁ、とか労働党の考えに近いかなぁ、というところはあるとは思います。ただ、共産党とはあまり親和性がないので(もちろん、無神論で突っ走った一時の中華人民共和国の政治指導体制や、旧ソビエト連邦の共産党の無神論の立場への反感、反発というのかはブラザレンのクリスチャンには残っていなくはないと思います。)、それ以外については特定の色が全体として付いていないので、それだけ多様性があり、自由度があるということだろうと思います。
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