ブラザレンについての諸断章

このブログは、プリマスブラザレンに関する個人研究の成果なんかを書いています。所属集会(教会)の公式見解ではありません。

預言

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ブラザレンは、預言に彩られた聖書理解を広げていきました。とはいえ、預言が中心ではなく、預言という通奏低音を背景としながら、その上に福音を色とりどりに語っていった運動であったといえるでしょう。

1970年代の再臨ブームは別として、別項で語っている石濱さんにしても、戦争のときに、イエス・キリストの再臨があるか、という特別高等警察の問いかけに対して、

それはあり、そのときには、天皇より偉いキリストがやってきて、この地上を支配する。

ということを正々堂々とこたえたようですし、戦時体制という危機的状況の中、その信仰を堅持していった背景には、すぐにも再臨があるかもしれない、という意識を戦争中お持ちだったようです。

以前にも話しましたが、ブラザレンのグループは、基本的に再臨の時に、非常に苦難を経験する艱難時代があり、艱難の前に再臨がおきるという艱難前再臨説がこのグループの主な主張でしたが、石濱さんは、戦争時代を経験しておられただけに、艱難後再臨説でした。

現在では、声高に、この点の論争がなされることはありませんが、ブラザレンの中でこの部分の考え方の並立があります。

ブラザレンは、預言を前提に福音への重視が進んでいった点で、ある意味ユニークな集団でしたが、でも、現在は、預言自体をどうこうするということがなくなった点では、大半の福音派とほとんど変わらなくなっているような気がします。


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