ブラザレンについての諸断章

このブログは、プリマスブラザレンに関する個人研究の成果なんかを書いています。所属集会(教会)の公式見解ではありません。

英国史とブラザレン

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 今回は、Anthony Norris Grovesについて、Tim GrassのTim Grassは

Gathering to His Nameの12ページにこのように書いています。

以下翻訳 
 ある人々は、ブラザレンの初期の先駆者たちは、既存の教会が、どうに

もならないほど、教会のなすべきことに失敗していると見ていた主義主張

を持った分離主義者であると主張するが、別の人たちは、真の信者を分

離する教派的な壁を乗り越えようとした十分に発育していない教会融和

主義者(超教派的な志向を持つ人)であると捕らえている。このキリスト

教会の主流派に対する態度は、ブラザレンの初期段階から共存しており

、バランスはひとつの極端な主張から、もう一方の極端な主張へと動きや

すい状態であった。時に、この傾向は、ひとつの人物の中にそれを見出す

ことができる。その例は、アンソニー・ノリス・グローブスである。ブラザレン運

動の出発点の中でのグローブスの役割は重視しすぎても、また軽視しす

ぎてもならないけれども(オープンブラザレンの立場に立つものは、それを重

視し、エクスクルーシブブラザレンの立場に立つものは、それを軽視しすぎ

る傾向にあるが)、グローブスは初期のブラザレン運動の指導者や、その

中心となったキリスト集会と密接な関連があり、重要な影響を与え、特に

個人的な生活スタイル(註:必要以外のものは、全て献金していくこと、

神が与えられるとし、必要以上を持たない、清貧をよしとするライフスタイ

ル)では、その影響は大きなものであった。グローブスの考え方や人生のあ

り方は、初期のブラザレン主義の中での独特の典型的なあり方となったの

である。

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 これを読みながら、もともと、ブラザレンの他のキリスト者のグループに対

する考え方というのは、かなり幅があって、ある人たちは、他派の信者に冷

たい視線を向けがちな、分離主義者的な視線を持った方々も居られま

すが、私自身は、以前は、無批判に分離主義者的な視線を受け入れて

いましたが、学生時代から教会融和主義者的な視点を持ちはじめ、今

はどちらかというと教会融和主義者的な視点のほうが強いですね。石濱さ

んたちが活躍した時代は、キリスト者集団が少なかったこともあり、いろい

ろな信者の方々と関係を持たれ、実態的に教会融和主義的な立場をと

らざるを得なかったようです。。ただ、教会融和主義者的な立場をとると、

注意していないと、一風変わった信者集団の動きに巻き込まれる可能性

があるので、厳しい面もあるのですが、そこは、人間の幅を広げ信仰理解

の幅を広げることができるように思うので、最近は結構幅広く捉えていま

す。

 しかし、日本では、ほとんどアンソニー・ノリス・グローブスの話を聞くことが

無いので、ひょっとしたら、エクスクルーシブブラザレンの影響が強いのかな

ぁ、と思います。

Gathering to His Nameのオリジナルのテキスト

It has been asserted by some that the pioneers of the Brethren

movement were principled seceders who regarded the existing churches

as having failed irremediably in their task, and by others that they were

embryonic ecumenist who sought to overlap the denominational

barriers which divided true believers. The evidence indicates that these

two attitudes to mainstream Christianity co-exited in the earliest years

of Brethren history, and the balance was liable to shift from one

emphasis to the other. The tension between them was one major factor

which made for volatility in the movement. On occasion, both could be

found within the same individual, a case in point being Anthony Norris

Groves(1795-1853). Although we must neither overestimate nor

underestimate Groves' role in the movement's origins (Open Brethren

writers tend to do former, and Exclusive Brethren the latter), he had

significant contact with most of the early leaders and centres, exercising

considerable influence, especially in the area of personal lifestyle.

Furthermore, his life and thought epitomise much that was distinctive

about early Brethrenism.

Tim Grass(2006) Gathering to His Name, Milton Keynes, Paternoster.
ISBN 1842272209


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