ブラザレンについての諸断章

このブログは、プリマスブラザレンに関する個人研究の成果なんかを書いています。所属集会(教会)の公式見解ではありません。

ブラザレンの分裂史

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 分裂問題は、再臨問題と深く関係していることは以前にも描いたように

思うのですが、預言に対する基本的な立場や考え方に加え、聖書解釈の問

題がニュートンとダービーの分裂に影響を及ぼしていたようです。ブラザ

レンは、聖書の中に見出せる真理が何であるのか、ということをかなり真

面目に追究しようとするところがあるため、議論が先鋭化しやすいようで

す。聖書理解や新率についての意見が、完全に一致することということは

あまりないのでは?と思っています。本来、一人一人違っている分だけ、

聖書の解釈の幅があって当然だと思うのですが、真剣に考えた結果、ある

方向性が真理だという結論に達してしまうと、それとは異なる見解は、

絢マット物に見えてしまうため、その考えを受け入れることが難しくなる

ようです。このような考え方の違いが、これまで多くのキリスト集会での

分裂の原因となったようです。ニュートンとダービーの対立もそのような

ものだったようです。このことについて、Tim GrassのGathering to His

Nameの71ページには、次のような記述が見られます。

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 1840年ごろから、イエスの再臨の前にニュートンがおきることと考えた

ことと、ダービーの再臨時点でおきると考えたこと(救いを得る方法が一

つ以上あると理解する可能性を残すような聖書解釈学的なダービーのアプロ

ーチは、ニュートンの改革派的な信念からは忌み嫌うべきような立場の考え

方であるために)ダービーの考え方には、キリストに対する信仰を破壊しか

ねないとするニュートンの考えを書いた5つの手紙を集会の中で回覧したの

でした。
---------------------------------------------------------------


今では、こんな文書が集会内で出回ったり回覧されることはないですが、

ブラザレン運動が始まって、20年ほどでこんな状態に至ったのかと思うと、

ちょっと複雑な心境となります。

 ちなみに、ニュートンが批判した、ダービーのキリストに対する信仰を

破壊しかねない理解とは、ユダヤ人の回復に関する理解で、ダービーは

ユダヤ人の残されたものが、神の民として回復するということを強調し、

その回復についてのキリストの関与をはっきりといわなかったようで、

ニュートンは回覧された手紙の中で、ダービーのそのような点を強く批判

したようです。




参考文献
Tim Grass(2006) Gathering to His Name, Milton Keynes, Paternoster.
ISBN 1842272209

閉じる コメント(4)

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>議論が先鋭化しやすい
>一人一人違っている分だけ、聖書の解釈の幅があって当然

自分を省み、常々注意しておきたいと思います。


>ユダヤ人の回復に関する理解

現代でも様々な見解がありますが...昔からそうなんですねw

2009/4/3(金) 午後 11:41 [ g_topspeed ]

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武州乃鳩 さま

こんばんは。

>ユダヤ人の回復に関する理解

現代でも様々な見解がありますが...昔からそうなんですね

はい。そうでございます。この運動でクリスチャン界では最も有名な人物の一人のジョージ・ミューラーも元々はユダヤ人宣教のための奉仕者でした。後に孤児院の運営で有名になりますが。

昔から、預言とユダヤ人の話は、議論が紛糾する原因となりやすいようです。

2009/4/4(土) 午前 2:25 [ kaw*muk*ih ]

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私もユダヤ人の残されたものが霊的覚醒を得て世界伝道をするというような学びを聞いた記憶があります。しかし、違う解釈の方もいたと記憶しています。
終末に関する事で私が確信している事は『キリストの再臨』であり
詳細については確信を持って他者に説明できないので聞くだけです。

ダービーはユダヤ人の救いをキリスト教会とは別枠で捉えたのでしょうか?

2009/4/4(土) 午後 6:39 [ msq*x4*1 mikatarou ]

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ダービーの思想信条を詳細に検討し、彼の書き残したものに当たって検証しているわけではありませんので、なんとも申し上げにくいのですが、どうもそのような誤解が生まれるようなメッセージもあったようです。ダービー自身、分かりにくい書き方しかしていない人なので、私の語学力では、検証しにくいのですが、Tim Grassの書いたものやCoadなどの書いたものを読む限りでは、ダービーは、ユダヤ人の救いがキリスト教会を経由しない形であると誤解されかねない表現をしていたため、ニュートンとの間で理解のすり合わせがしにくい状況が生まれたようです。

終末で分かっていることは、本当に限られ、断片的な表現しかないため、終末に関しては多様な解釈がありえますし、一つ説は一つの可能性として受け止めることに私はしております。

ただ、この終末観が、伝道熱心さのエネルギー源だったというところもございます。

2009/4/4(土) 午後 11:21 [ kaw*muk*ih ]


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