ブラザレンについての諸断章

このブログは、プリマスブラザレンに関する個人研究の成果なんかを書いています。所属集会(教会)の公式見解ではありません。

ブラザレンの分裂史

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ダービーとニュートンの対立の問題は、指導的立場である人の聖書に

描いてない部分や教会運営のスタイルにとどまるのではなく、最終的

に教会を二分する問題へと発展していきます。それを回避するための

関係者はかなり努力をしたようです。その努力がどのようになされた

のかに関して、Tim GrassのGathering to His Nameの75ページには、

次のような記述が見られます。

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 この問題に関して、1845年12月5−8日にこの問題について明らかに

するために(訳注プリマスで)指導的な役割を果たしていた主要な兄

弟達が、指導者間で非公式にこの問題を処理するための会合に集まる

よう召集されたのですが、望ましい結果を生み出すことなくこの会合

は終わることとなりました。

 ダービーは、この問題は、非公式な方法で処理されるべきでなく、

教会全体で議論されるべきであるとしたのですが、しかし、ダービー

の主張は取り上げられることはありませんでした。Wigramはダービー

の議論をサポートするためにロンドンからやってきたのでした。そし

て12月の7日と14日にEbrington集会からの信徒も参加するよう招いた

祈り会を開いたのでした。


以上和訳終わり
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 ダービーはある面、啓蒙主義時代の代表的な人物だという感じがして

なりません。名誉革命、フランス革命、アメリカの独立宣言、を経て、

普通の市民がいろんなところで実験を取り始めた革命と民主主義に目覚

めた時代の申し子みたいなところがあり、何でもかんでもみんなで議論、

なんでも公開というスタイルを好んだようです。しかし、以前にも触れ

ましたが、この時代のブラザレンの指導的立場にある信者は、貴族や

社会的に評価が確立した社会階層の人々が中心(ダービーも元々はそう

ですが)だったこと、イギリス風のエリート主導型の民主主義的な考え

方(日本の民主主義や、アメリカたがの民主主義とも一味もふた味も

違う感じがしますが)の影響もあったようですが、プリマスでは、内々

に処理しようとし、おそらく和解の勧告やら勧めやらがなされたよう

ですが、結局はうまく処理できなかったようです。そして、ダービーを

中心とするグループ(いわゆるエクスクルーシブ・ブラザレンと呼ばれ

ることになるグループの母体)が結果的に形成されていき、そうでない

グループとして、ダービーを中心としないグループ(後にオープン・ブ

ラザレンと呼ばれることになるグループにわかれた、というのがTim

GrassやCoadなどを読む限りの印象です。

 しかし、祈り会を開く、というのが、聖霊の働きを重視するブラザレ

ンらしいところだ、とおもいます。祈りは大事だなぁ、と思います。

参考文献
Tim Grass(2006) Gathering to His Name, Milton Keynes, Paternoster.
ISBN 1842272209 


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