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ベテスダ集会に非難が向けられていく中、ちょっと
した事件がさらにその問題を大きくしていきます。こ
れは、親族のつながりが大きかったゆえ、ブラザレン
は英国で急速に数の上では増大し、活動の継続に大き
影響したのですが、問題が起きると、同族でつながっ
ている分だけ、ややこしくなるところはあるようです。
そういえば、ロード・オブ・ザ・リングで同族社会の
問題を暗に批判している部分が、「旅の仲間」の冒頭
に近い部分で、ホビットの社会を題材にトールキンは
皮肉を言っているようですが、ブラザレンでも同族で
あるが故の問題が初期の分裂騒ぎの中でも、起きたよ
うです。
Tim GrassのGathering to His Nameの81ページには
次のような記述があります。
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さらに、いっそう混乱がひどくなった背景には、ベテス
ダ集会が1848年11月にニュートンのいとこのAmy Toulmin
を受け入れたことがあります。かなりの長期間にわたっ
て、ミューラーとクレイクが彼女と話し合い、Toulmin
さんのものの見方はしっかりとしていると判断したもの
の、ニュートンのトラクトを支持したりそれを擁護して
いるとある信者が批判するかもしれないから(訳注
行動に)注意するようにと、二人はToulminさんに警告
したのでした。
以上和訳終わり
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日本でも、結構集会以外の人との婚姻関係が少ないこと
もあり、どこかで誰かと誰かがつながっていることが多
く、特に古い集会だと、誰かの妹さんが、誰かの奥さん
で、そのご主人のお兄さんが、別の地域の姉妹と結婚し
ていて、というようにどこで誰がつながっているのやら、
さっぱり分からないネットワークが形成されることがあ
ります。思わず、戦国時代じゃないんだし、とは思うの
ですが、同じ信仰を持つ人々と結婚するほうが良い、と
いうことになると、どうしてもこういう複雑な人間関係
のネットワークができてしまったりします。しかし、日
本でこの人間関係図を誰か作ってくれないかしら。手近
なところ以外はさっぱりわからないので、困ってしまい
ますが。
参考文献
Tim Grass(2006) Gathering to His Name, Milton Keynes, Paternoster.
ISBN 1842272209
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