ブラザレンについての諸断章

このブログは、プリマスブラザレンに関する個人研究の成果なんかを書いています。所属集会(教会)の公式見解ではありません。

ブラザレンと預言理解

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 ユダヤ的な意味での王国ということで、Bassは次のように

書いています。

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 千年王国主義者は、キリストが現実的に地上を支配をする

将来の王国があることを信じてた。この千年王国は、大激

変を伴う神の贖いの支配(神の恵みが続いている状態)の終焉

であり、千年王国の前に、目に見える形の文字通りの人格を

伴ったイエスの再臨があるとされてきた。

 ディスペンセーション主義では、将来の王国がイエスが

ユダヤ人に提供しようとしたとされるユダヤ王国の回復とし

てとらえており、イエスがユダヤ人に提供しようとした王国

の上に教会は設立されたとしている。この主張は、キリスト

が提示した王国は霊的な王国ではなく、アブラハムに約束し

た約束の文字通りの実現ということを意味する。(したがっ

て、ディスペンセーション主義では、アブラハムに約束され

た領土が実現すると考えられている。)

 歴史的な解釈(カトリック以来の解釈)はイエスは、霊的な

王国を提示しようとしたし、提示した結果、霊的な王国が拒

否された、という解釈である。イスラエルにより、神の王国

(霊的な王国)が拒否された結果、伝統的な千年王国主義は

霊的なイスラエルは、設立された教会のなかに形作られ、教

会の完成は千年王国において実現するという考え方である。

教会は神の救済計画の縮図であることになる。

 厳密な字義通りの解釈主義と無条件の契約へのこだわりから、

ディスペンセーション説では、霊的なイスラエルというものは

ないことになり、アブラハムへの約束は現在も有効であるという

ことになる。

 時代区分説でなされる区別は教会と王国を厳密に区別するだけ

でなく、福音の内容も時代によって異なることになる。イエスの

福音は、王国に対して語らられた者で、恵の福音は教会ができる

まで語られなかったことになる。

 ディスペンセーション主義者は神の王国と天の王国を区別して

考える。神の王国は、人類の心を支配する神の普遍的な支配する

王国であり、天の国は神の地上の(筆者注:政治的な)支配の

ことであるとする。

 さらに、ディスペンセーション主義では、将来の王国は千年支

配の中で実現するもので、ユダヤ人についてのもので、ダビデ時

代の王国まで地域的に拡張され、神殿が再建され、犠牲がささげ

られることまで復元されることになっている。

 歴史的なキリスト者の聖書理解では、教会と王国は同一のもの

ではないがをそれらを明白に分離して考えるという考え方はなか

った。

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 以上がBassの神の王国に関する理解ですが、私自身は以前は

無批判に人の話を受け売りしていた部分があり、神の王国と

天の王国、ユダヤ王国と教会についての分離が聖書の理解とし

て適切ではないか、と思っていましたが、最近、神の王国や

天の王国ということを預言理解と離したうえで、考えれば考え

るほど、これらは別のものではなく、単に新約聖書に出てくる

表現からだけで厳密に考えないほうがいいのかなぁ、と思って

います。

 ギリシア語の聖書の重要性は疑うべきではありませんが、

もともとイエスがしゃべっていたのはギリシア語でない以上

(へブル語およびアラム語だとおもわれる)、へブル語また

はアラム語からギリシア語への移行過程で精霊の導きがあっ

たとはいえ、一つの語が、一つの意味しか持たないという解

釈ではなく、多様な解釈に対する柔軟性にたちながら、さま

ざまな観点から聖書から考える作業をしたいなぁ、と思いま

す。たとえば、神の国、天の御国、天の国といった語をを明

白に区別して、対比的、対立的に考えるなどがよいのかなぁ、

コンテキストに基づきながら、総合的に考えるという観点な

どを含めながら、考えたほうがいいのかなぁ、と思っています。

 逐語霊感説に立って聖書を理解することは大事だと思いま

すが、定規を機械的に当てながら読むような聖書理解がいい

のかな、と少し疑問に思う部分が最近はあります。

 後、ダビデの子孫によるユダヤ王国が実現するという考え

方が、後のクリスチャン・シオニズムにかなりの影響を与え

ていくことになります。

閉じる コメント(4)

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Luceです。

>へブル語またはアラム語からギリシア語への移行過程で精霊の導きがあったとはいえ、一つの語が、一つの意味しか持たないという解釈ではなく、

この点、同感です。
非常に取扱いに注意をはらわなければならない点ですが、「イエスのことば」に忠実であろうとするならばネイティブランゲージではどうだったのかということに思いをはせるのは自然な発想だと思います。

2010/1/2(土) 午後 10:20 [ Luce ]

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Luce様

コメントありがとうございます。ただ、この考え方は行きすぎると、ギリシア語原典(失われたものですが)の正統性に対する疑念に行かざるを得ず、そこを揺るがさないようにしないといけない、ということを繰り返しご説明していかないといけないと思っております。
時々、特定の日本語聖書に忠実な方や、特定の英語聖書(特に欽定訳)に忠実な方もおられますので。

2010/1/3(日) 午前 7:19 [ kaw*muk*ih ]

川向さんあけましておめでとうございます。今年も主にあってよろしくお願いします。

2010/1/4(月) 午前 9:41 sayaka

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さやかさん

コメントありがとうございます。ブラザレンのことを調べていく
うちに、ほかのグループにすごい影響を与えていることを知る
ことになり、いったいなんだったんだろうと思っています。

個人的には、預言のことはようわからん、と言い切れる謙虚さを持ち続けたいと思います。

さやかさんにとって、今年がよい一年となるように祈っています。

2010/1/4(月) 午後 8:08 [ kaw*muk*ih ]


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