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昭和30年代までのブラザレンの出版物(3)
今回は、石濱生というかた(おそらく石濱義則さん)の
十字架の光、という文章をご紹介したいと思います。
今回は途中までです。
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十字架の光
太陽が我らの生活に絶対必要なるごとく、十字架の光
が我らの霊魂に絶対必要である。太陽の光と熱によりて
あらゆる地上の生命は保たれている。もし太陽がなかり
しならば地球はひと固まりの寒冷なる暗黒の死の世界で
あったろう。その如く若しこの世界にキリストの十字架
がなかったならばこの地球は滝壺に出来ては消える水泡
のごとき生まれては死ぬる人類という動物の闘争場兼墓
場となっていたであろう。
太陽の光なき世界は暗黒そのものを意味する。無論月
も電灯もありえない。ガスも石油もありえない。假令
(けりょう:かりに)人があるとしても暗中彷徨するより
仕方がない。
その如く若し真の霊の光が無ければ、果して人は何のた
めに生きているのか判るものではない。
現在二十億の人間が毎日何をして生活しているかを考え
られよ、彼らはキリストの光に照らされず、十字架の光を
知らざるがゆえに只暗闇の中に為すべきことの意味さへ知
らずして一生懸命に、ついには手放すべき物質獲得競争に
憂き身を窶(原文カナ:やつ)しているのである。彼らは
朽ちゆく宝を求めつつ一生を過ごし、遂にその得たものを
後に遺して墓場へと去っていくのである。尚更に考ふべき
事はその生存中神に対して犯したる罪の赦しを得て居らざ
るが故に、死後、神の前に立って審判を受け永劫の火の池
に投ぜらるる運命を持っている事である。
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続きは次回にします。
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