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以前にも書いたような気がするのですが、ブラザレンの神学嫌い
という側面があります。この側面の背景には、当時のメジャー路 線であった神学がいわゆる自由主義神学や聖書を合理的に解釈 しようとして行きすぎてしまった結果て、聖書の正当性に疑問を抱 かせる神学であったこともあるとは思いますが、それ以上に、 アイルランド人の反骨精神と言うのか、挑戦者精神ということが あるような気がします。 挑戦者精神と言えば聞こえはいいですが、要するに既存の権威 の権威を認めず、権威に食って掛かる姿勢というのが、ブラザレン の信仰スタイルの中で一つの特徴でもあるように思います。 既存の教会を排除してみたり、政治に無関心と言うのか、関与する ことを『世のこと』としてものすごく否定的にとらえてみたりとか、ある いは世俗的な制度(たとえば、帳簿をつけることとか、組織としての 認証を政府や政府の関係機関から受けること)に非常に否定的であ る事などは、アイルランド人気質が多分に影響している部分としてあ ると思います。もちろん、日本のブラザレン運動の多くの集会(キリス ト者集団)は、15年戦争当時、宗教団体法を事実上無視する形で活動 した結果、逮捕者を出してしまいましたし、中には、逮捕、取り調べ中に 拷問を受けた結果と思われる死亡者が伝道者の中から出ています。 このあたりのよくいえば挑戦者精神、悪くいえば無謀さというキリスト 集会の聖書理解にも流れる基本的な精神性はアイルランド人気質に 由来するような気がします。なお、逮捕、取り調べ中の拷問の結果、 死亡されたと思われる伝道者もアイルランド人の伝道者です。(一応 赤痢で死亡したことに当時の特高警察の資料ではなっているようです。) この辺非常に有名なアイルランドのテロ組織とキリスト集会を同一 視しているわけではありません(もちろん、穏健な方が多いですので、 たいていの場合は安心できるのますので、警戒しないでくださいね) が、独立の精神がたっぷりあふれたアイルランドで生まれた信仰復 興運動の一つである、ブラザレンにも、アイルランド人の独立の意識 や思想は大きく影響しているように思います。 ブラザレン運動で中心となったのは、イングランドでも、ウェールズでも なく、スコットランドとアイルランド(いずれも版イングランドでは共通する) であったことなどからも、このことは言えるんではないでしょうか。 とはいえ、宣教師で、赤毛の宣教師は少なかった様に思います。とは いえ、昔の写真は白黒なんで、断言できませんが。(なお、アイルランド 人には、赤毛の人が多いという話があります。) |
ブラザレン
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