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Tim GrassはGathering to His Name(2006)の7章P149で、 以下のように述べています。 ------------------------------------------ オープン・ブラザレンの特徴をさらに多くの人々に伝える ような書籍を出版するとともに、Pickeringのようなこれらの 出版社は、基礎的なキリスト者の教理に関する数多くの出 版物を出版していった。いくつかのものは、非ブラザレン系 の著者であったが、ブラザレン系の著者の多くは、ブラザレ ン運動の関係者でない福音派の人々が書いた書籍を用い るのではなく、ブラザレン派にとって当時問題となっていた 儀式主義(イギリス国教会のハイチャーチ派の台頭、これ に影響を与えたのが今年カトリックで烈福が決まったらしい ニュートン。このニュートンの弟は、ブラザレン派の初期の 人物の一人)や高等批評(聖書を解析し、分析的に聖書を 考える手法、リベラル派に大きな影響を与えた)の台頭へ の対応を意図した書籍を多く出す傾向にあった。多くの本が、 シリーズものとして出版される中で、あまり専門的にならず、 混乱しないような平易な用語をを用いつつ基本的な教理を 説明した「証の手引き(Witness Manual)」といった連続出版 物が出版されるとともに、伝道用の素材もたくさん出版された。 ----------------------------------------------- このような出版状況を見ていると、リベラル派神学やブラザレ ン派が、分離する母体であり、分離していく原因ともなった イギリス聖公会の儀式主義への回帰、オックスフォード運動 または、トラクト運動への反動として、本を大量に出版したこ とがわかります。あるめん、このような本の出版は、その時代 の人々からの時代の要請であったと思うのですが、それにこ たえるのみならず、その後のブラザレン派の基本的な考え方 にこのような他派の動きへの反動がしみついていったのでは ないかと思います。 その結果、リベラル派の神学やイギリス国教会の儀式への 重視を唱えるHigh Church派の考え方と自分たちの聖書理解 と対立するがゆえに、神学を否定していったわけですが、それ が現在まで、神学知らずの神学批判をする傾向の出発点と なり、そのような本が当時大量に印刷され、その印刷物での 考え方が広まることで、21世紀の日本にまで、影響を与えた と考えるのは、考えすぎなのかなぁ、と思いますけれども、 案外外れていないのではないか、と思ったりもします。 |
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ある諺を思い出しました。『非学者論に負けず』【意味】分からずやが、いくら筋の通った話をしても受け付けず、自分勝手な主張をして屈しない様、またその姿勢。
2010/10/31(日) 午後 10:32 [ ぷにょす ]
>非学者論に負けず、と言う勇気はありませんが、ブラザレン派は、少し理性を軽く見すぎる傾向があります。理性だって、聖霊の働きに着目するあまり、神から与えられた賜物であるのを忘れている部分があるのではないか、と思います。少し残念な傾向だと思います。関東の方では、どうもそうでもなさそうですが。
2010/11/1(月) 午後 6:29 [ kaw*muk*ih ]