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英国のブラザレンでは、独自の音楽や独自の曲や歌詞が多数作られたことが、
A History of the Brethren Movement: Its Origins, Its Worldwide Development and Its Significance for the Present Day, F. Roy Coad(2001)
に記載されています。
そういう意味で、ブラザレンは、英国においては、音楽に関してもかなり進歩的な立場をとっていたことは間違いありませんが、その音楽は伝統的な志向が強かったようです。当時の現代的な曲を作るということは難しかったかもしれませんが、(もともとヴィクトリア朝は懐古趣味の強い時代だったので、現代的な音楽というものは存在しなかったかもしれませんが)たくさんの歌詞は作られたようです。すでにある曲に、歌詞をつけるというのは、当時の民衆音楽で普通にあったことのようなので、そのような形で新しい賛美歌を作って行ったようです。
歌詞は、神学の表現が一部に強く現れるので、独自の賛美歌の歌詞が必要だった様です。
その結果、独自の讃美歌集が作られます。さまざまなグループが作ってきた(たぶんメソジスト系や国教会系?)の賛美歌集と併用する形で複数の讃美歌集が利用されたようです。
日本でも、独自の讃美歌集が作られました。礼拝賛美歌という形で、伝道出版社というブラザレン系の出版社から出版されていますが、現在、著作権の問題から新刊が出ていないようです。版元品切れのようです。表現が硬いので、次の版が出るときに、どのように変わるかについて、個人的には強い関心を持っていますが。
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