ブラザレンについての諸断章

このブログは、プリマスブラザレンに関する個人研究の成果なんかを書いています。所属集会(教会)の公式見解ではありません。

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ブラザレンと英国史(3)

ブラザレンは、福音宣教や教会運営を職業(プロフェッション)として担当する有給の牧師職をおかず普通の信者が積極的に運営にかかわっていくことが、その特徴のひとつですが、スコットランドでは、炭鉱や漁村で、積極的に活動し、そこでの信者が一定の割合を占めました。

英国社会の産業及び社会の近代化に必ず必要とされる石炭であるとは言うものの、当時の採炭技術の水準から行って、人手に依拠せざるを得ないこと、また、劣悪な労働環境、死と隣り合わせの労働生活など、非常に厳しい環境の中で、当時の炭鉱夫は暮らさなければ成りませんでした。そのぶん、炭鉱夫であるがゆえにわかる苦しみや、悲劇、炭鉱夫ならではの感情の理解などもあったようです。自身が炭鉱夫である信者が、荒くれやすい炭鉱夫に向かって、炭鉱夫同士ならではの共感できるようなことばやわかりやすいことばで、福音を語ったために、数多くの信者が救われていったことがDickson(2003)の Brethren in Scotland 1838-2000 に記載されています。

漁師の場合も同様で、冬の荒れる北海に漁に出るという危険と隣り合わせの生活のなかで、信仰とその結果の救いは、重要な意味をもったようです。

ブラザレンは、預言に彩られた聖書理解を広げていきました。とはいえ、預言が中心ではなく、預言という通奏低音を背景としながら、その上に福音を色とりどりに語っていった運動であったといえるでしょう。

1970年代の再臨ブームは別として、別項で語っている石濱さんにしても、戦争のときに、イエス・キリストの再臨があるか、という特別高等警察の問いかけに対して、

それはあり、そのときには、天皇より偉いキリストがやってきて、この地上を支配する。

ということを正々堂々とこたえたようですし、戦時体制という危機的状況の中、その信仰を堅持していった背景には、すぐにも再臨があるかもしれない、という意識を戦争中お持ちだったようです。

以前にも話しましたが、ブラザレンのグループは、基本的に再臨の時に、非常に苦難を経験する艱難時代があり、艱難の前に再臨がおきるという艱難前再臨説がこのグループの主な主張でしたが、石濱さんは、戦争時代を経験しておられただけに、艱難後再臨説でした。

現在では、声高に、この点の論争がなされることはありませんが、ブラザレンの中でこの部分の考え方の並立があります。

ブラザレンは、預言を前提に福音への重視が進んでいった点で、ある意味ユニークな集団でしたが、でも、現在は、預言自体をどうこうするということがなくなった点では、大半の福音派とほとんど変わらなくなっているような気がします。

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