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ブラザレンの海外宣教を支えたもうひとつの要素は、造船技術と船級確認です。
商船は、保険がかかります。どんな船でも、自然現象としての嵐や風波、座礁で、不幸にして沈没してしまうことがあるからです。この保険を握っていたのが、イギリスのロイズですし、海外航路を就航する船が造船された場合、必ず保険の等級を確認するために、ロイズ保険会社から、船級確認員が各国に派遣されます。
船級確認員に、ブラザレンの関係者も少なくなかったらしく、各国に派遣された方々はその場での福音宣教に関与していくことも少なくなかったようです。
今は、飛行機が発達しましたので、造船の完工のたびに派遣、ということのようですが、昔は、主要な交通機関が船でしたから、行き来するにも時間がかかるので、一定期間派遣し、その期間は現地に船級確認の技術者を貼り付け、ということのようだったようなので、比較的ゆっくりと仕事が進んだようです。
その間、福音宣教にも関与、ということもあったのでしょう。神戸集会にも、造船関係者がたくさん入れ違いのようにこられていた時期があります。もちろん、神戸が造船の町であったということ、さらに石濱さんが英語がしゃべれたということ、デクスターさんというウェールズ人の宣教師がいたということもあって、結構、造船関係の海外の駐在の方や、短期滞在者の方が神戸のキリスト集会に来ておられたことを思い出します。
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