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アメリカのブラザレンの出発点、現状と将来展望について、コンパクトにまとめられた
Roots, Renewal and the Brethren, Nathan DeLynn Smith(1986), ISBN: 0932727085
は、プリマスブラザレンの歴史と現状を考える上で、非常に参考になる本です。
ブラザレンの美点のもうひとつに、信者(平信徒)の積極的関与というのがあります。ブラザレンの集会、あるいは教会では、牧師というか有給の専業の教役者兼責任者をおかないことが多いです。もちろん、伝道者あるいは巡回伝道者という形で活躍の方も居られますが、責任者は、別に本業を抱えながら、集会(教会)の責任者とか、教役者の役割を担うという場合が大半です。
このようにすることで、信徒が教会運営に関与できるという美点があります。また、教会が信徒のものであるという意識をより強く持つことができます。
ただし、Roots, Renewal and the Brethren, Nathan DeLynn Smith(1986) によると、ただ、教会運営のプロフェッショナルとしての運営技術がないまま、教会運営にあたる、あるいは、企業系の運営理念を持ち込んで、教会運営に当たる(本来的に大きな差があることを無視して)ことも多く、問題をはらみやすいです。また、集会(教会)の責任者は、意図する、意図しないは別として、長期政権化しやすい、あるいは、長老とか執事になるとその方が天に召される(亡くなる)までその役割に留まる可能性があること、その方の考えに大きく影響を受けてしまい、その方の考えに近い方しか集えなくなることなどがあるようです。
教会の運営のあり方と多様性を考えるための手がかりとして、この方のブログは、面白い視点を提供してくれるように思います。
http://lammy.cocolog-nifty.com/posture/2007/08/post_a87e.html
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