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ブラザレン自体は、ビクトリア朝という、性役割が比較的厳密であり、社会生活が厳格で、風紀の厳しい社会環境の中で生まれてきました。
この時代、男女が夫婦でない限り席を同じくしない、というのが社会環境の中で当たり前で、男性社会、女性社会という区別が厳格に存在した社会です。男性だけが所属できるサークル、女性だけが所属できるサークルというものが別々に構成され、男性だけがするものとされたこと、女性だけがするものとされたことが厳密に区別された時代でした。
基本的に、啓蒙時代を経て、男性にのみ普通選挙権が成人であることを背景に与えられるようになりましたが、女性には、参政権はなく、男性のみが政治的な議論と社会の運営に当たるという仮設、想定が当然のものとされた時代でした。したがって、女性の教会運営に関する議論は、その当時の社会の性役割を色濃く反映したものとなっています。
それに加えて、また、聖書自身が良し悪しは別として、男性中心社会であるギリシア社会で生まれたこと、聖書が基本的に男性だけにより大きな権利と責任を与えている(実際にこの方が問題なく動くことが多いので)ことからも、ブラザレンでは、女性の様々な行事への参加が大きく制限されています。賛美の能力を与えられた女性であっても、独唱で賛美することはいかがなものか、と議論されたこともあったようです。
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