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石濱さんは、歯医者さんをしながら伝道をしていらっしゃいました。診察の合間にも、福音を時々語っておられたようです。
昔かたぎの職人肌の歯医者さんでしたが、医院を開業しておられた近所には、歯医者さんがほとんどなくて、そこで営業していたものですから、患者さんはかなりいらっしゃったようです。入れ歯を作ったり、虫歯ようの詰め物を作成したり、という作業も自分でしておられたようです。器用な方で、なんでも自分で工夫しながら作っていくような方でした。
また、宣教師(医療保険がない)の虫歯などを治したり、ということで、交わりを兼ねて、歯の集中治療のために日本全国から、当時少なくない宣教師が神戸に来て歯の治療を受けておられました。保険がない宣教師の治療は、ボランティアというのか、無償でしていらっしゃったのではないかと思います。宣教師にはありがたいサービスだったろうと思います。
基本的に、外国人宣教師の方は、国民健康保険に入っていない方が多かった(今でも少なくないと見ていますが、よそのお宅のことなので聞きにくい)ので、石濱さんのところで治療を受けた宣教師や伝道者の方は少なくなかったように思います。
あまり、語られることのないテーマですが、宣教師と医療の問題というのは、実はかなり深刻な問題のように思います。それだけの苦労をしても、伝道しよう、と言う決断、というのは真剣に受け止めないといけないように、改めて思います。
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