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ブラザレンにとって、福音宣教への熱心さは最大の長所であり、もっとも大切にすべき美点、またその運動の出発点といってよいと思います。
しかし、その熱心さを外部の方に伝える方法が非常に限られる中、また、地域集会(地域教会)の独立性が強い中、また全国組織を明示的に持たない中、どのようにそれを広く一般の人に伝えていくのか、という問題に直面しているように思います。
おそらく、残された方法は、個人伝道しかないのかな、と思います。個人で、自分の生き方を、自分のクリスチャンとしての行き方を伝えていく中で、神がいる、その個人の人生の大きな価値となっているということを愚直にことあるごとの断面で、伝えていくことが現在のところ、残された方法だと思います。
多元的価値観が支配する文化や社会観の中に生きざるを得ない現代の社会において、自らの主張を述べる自由がある反面、それが他とどのように違うのか、をどの程度明確にここ個人の信仰者が示せるのか、という問題が大きく問われているように思います。まぁ、これはブラザレンが、ずっとしてきたことなので、それほど大変なことではないとは思いますが、相手の価値観を尊重しつつ、相手の言動を理解しつつ、地道に説得していく作業ということが、これからのブラザレンにとって、求められていくのではないかと思います。その意味で、従来の講解説教や講演に近い一方的な話を伝達するスタイルでない福音宣教のあり方を試してみる価値がある時代になりつつあるのかな、と思います。
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