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今でこそ、英国の通貨であるポンドは、1ポンド200円前後という為替相場ですが、私が小学生のころ、また、高校生のころくらいまでは、1ポンド3000円とか2000円の時代がありました。英国ポンド健在なりしころです。しかし、その後の国際金融市場の変化、英国の長期化した不況、日本の経済的成長などなどから、ポンドはその相対的な価値を下げていきます。つまり、従来であれば、英国本国からのポンド建ての資金援助で十分活動できた英国人の海外伝道者が、その資金だけでは活動に困る状況が発生することになります。
もちろん、海外伝道者になるということは、金銭的な労苦を経験するということも含めて覚悟して日本で伝道しておられる方々なので、このことでの不満とかいうことは全く聞いたことがありませんが、現実にはかなり厳しい環境での伝道を強いられたのだろうと思います。
また、1950年代に20代か30代で日本に来ても、現在であれば、80代から90代に近いご高齢となりますから、かなりの方が既に日本から去っておられ、80年代くらいから、英国からの海外伝道者の数は、急速に減少しているという印象をもっています。ブラザレンとの関連で、新規に来られる方も少ないようですし。
この前、Echoesの編集者の方が日本に来られたときにちょっとお話しする機会があったのですが、いまは、Echoesが情報提供などで支援している海外宣教者、あるいは紹介している海外宣教者のうち、イギリス人の割合は半分程度、あとは、海外、とくにインドなどアジア出身の支援宣教者の割合が多いというお話でした。
日本での伝道は、いろいろな習慣と一体化した宗教概念や過去これまでのキリスト教の歴史的展開などの様々の諸問題により苦労が多いわりに、信仰を持つ人々は少ないなど、多くの問題を抱えていることもあり、いろいろな面でなかなか大きな課題があるように見えるのも事実のようです。
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