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Neil T DicksonのBrethren in Scotlandには、炭鉱労働者の話や、石工だった信者の聞き取り調査の結果なんかも出てきます。
基本的に、学歴社会が進行する以前に信者となり、高学歴者が普通でなかった時代に、普通の社会人として生きてきた人たちがあつまって、自分たちが分かることばで、共感することばで福音を伝えたのがブラザレン運動だったわけですから、1950年代までに信者になった方で高等教育を受けた方は、基本的に少なかったわけです。
それと、聖書理解には蓄積が何よりものをいいますから、長生きしている、年齢が上の信者であればあるほど、責任者の候補者になりやすく、また実際に責任者として奉仕しておられたりしました。となると、高等教育を受けていない方々が、教会(集会)の責任者であることが当たり前の時代だったわけです。学歴と信仰は全く無関係なのは、確かにそのとおりですが、責任者に学歴がない場合、「信仰を深めるのに教育はいらない→高等教育不要論」となる場合も皆無ではなく、その点で社会的不適応を起こしている部分もあるようです。
昔は、高等教育を受けていないのが普通、いかに英国が階級社会とはいえ、今では高等教育を受けているのが普通になりつつある以上、高等教育への否定的、あるいは批判的な視線を持つグループというのは、どうしても社会的不適応を起こしやすいのかなぁ、と思います。
普通の人にわかる普通の福音、普通の人が共感できる福音を語ることがブラザレンの美点ですし、その重要性を考えるとき、この部分の重要性をどう考えるのか、をもう一度ブラザレンに問われているのかもしれないなぁ、と思います。
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