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この運動に大きく影響を与えた、そしてこの運動の出発点と
なったひとりである、グローブスは、かなり柔和な人であった
ようですが、グローブスは、一致を強調していたようで、その
彼からすると、ダービーの分離主義的な動きは納得できなかっ
たようです。グローブスのダービーの態度について、Tim Grass
のGathering to His Nameの65ページには、次のような記述が見
られます。
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1836年の3月10日付でグローブスは、非常に強い調子の手紙を
ダービーに宛てて書いたのでした。プリマスとニューマンに対す
るダービーの取り扱いが直接の原因でした。グローブスは、ダー
ビーが、分離派的なあり方からそもそも離れ、一致を求めていこ
うとしたにもかかわらず、分離派的な立場に戻りつつあることを
非常に懸念したのでした。つまり、霊的な生活よりも、神学的な
立場を明確にし、肯定的な側面(一致や交わりの重要性)よりは
否定的な側面(分離すること)に注目しようとしているという懸
念を伝えたのでした。
グローブスにとって、分離することは、第3者への信仰の表現
というよりも、神とともに歩むことと深く関係していると理解
していたのでした。グローブスは、ダービーが狭い心となって、
その影響がでているということを指摘しています。
以上和訳終わり
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一致を求めて始まった運動が、分裂の繰り返しをしたという
のが、ブラザレンの特徴でもありますが、これは元々この運動
の中に一致と分離がともに内在的に存在したために、それが時
にぶれて、ある時のある人物には分離が強く出て、別の時には、
同一人物に一致が強く出るそんな感じだと思います。この辺が
この運動が分かりにくい原因の一つなのかなぁ、と思います。
参考文献
Tim Grass(2006) Gathering to His Name, Milton Keynes,
Paternoster. ISBN 1842272209
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