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預言理解のクライマックスという意味で、永遠の国(永遠の
状態)についてのBassの本の45-46ページの主張の概要としては、
次のようになろうかとおもいます。
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文字通りの聖書理解と一致するように、主要なディスペンセー
ション主義者たちは、黙示録21・22章の新しいエルサレムは実際の
地上の都市であり、そこで教会(キリスト者の集合体)が住むもの
と想定している。この都市は、天にはなく、物理的に定義される
位置を持つ地上の場所であるとされている。
歴史的に語られてきた、千年王国前に携挙があるとする説では、
黙示録は文字通りの解釈ではなく、象徴的に解釈されてきた。そ
の結果様々な考え方があり、将来についても象徴的に理解されてきた。
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個人的には、千年王国前に携挙があるかどうかについても態度保
留ですが、黙示録を文字通り読んでいくことや、特に黙示録に書か
れた順序を現在の並び順に時系列と考えて読んでいくことには無理
があるのでは、と思っているので、その点でも、象徴的な解釈の可
能性を否定していないという意味で、厳格な意味では、私はディス
ペンセーション主義者とはいえないだろうし、教条的な文字通りの
解釈主義には立っていないんだろうなぁ、と思います。
旗色を明確にした議論や白黒つける議論というのは、時に必要で
すが(具体的に何か現実世界でのアクションをするときには必要)、
それがあまり行き過ぎると、それをもとにダービー派と非ダービー
派という二つのグループが生まれていったような状況にもつながり
かねないので、なんにでも白黒つけたがる性質(若いときも、時に
今でも私も白黒つけたがる性格だったのですが)のではなくて、態
度保留という穏やかさを併せ持って過ごすことの大切さを時々思っ
ています。所詮、この地上の正義や理解の正当性というのは一過性
のものではないか、ということも考え始めていることもあるので。
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