ブラザレンについての諸断章

このブログは、プリマスブラザレンに関する個人研究の成果なんかを書いています。所属集会(教会)の公式見解ではありません。

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今日も、Tim GrassのGathering in His Nameの6章からの印象的な

部分(118−119ページの一部)の要約のご紹介をしてみたいと思い

ます。

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リバイバリズム(17世紀にイギリスでおきた信仰大覚醒)はおそらく

オープンブラザレンに非常に大きな影響を与えた。たとえば、Joseph

Denham Smith は1859-1860年にかけて、非常に多くの信者が増え、

福音集会には2000人以上が集まった。新しく開設されたC.H.Spurgeon

のMetropolitan Tabernacleと同じ方向性をもつMerrison Hallは

1863年に発足し、市の中心にある集会の基礎となり、大規模な伝道

に向けての震源地となり、長期にわたり、ダブリンでの福音伝道主義

の拠点となった。

この伝道のセンターの設立の一環として、以前であれば例外と考え

られるような伝道方法、具体的には、路傍伝道、福音宣教のための

伝道会館の設立、フルタイムでの巡回伝道者の出現、女性伝道者の

登場、などが受け入れられてきた。オープンブラザレンは、このような

方法を受け入れ、多くの回心者を集めていった。Coadの研究によると、

運動の特徴は福音ミッションのそれとなった。神学的には、危機的状

況と関連した回心に強調が置かれ、Coadが示唆するところによれば、

危機と回心について、多くのオープンブラザレンでは混乱がみられた。

(オリジナルでは118−119ページ)
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これを読んでみて、思った事は、いまだに、回心と危機との混乱はい

まだに続いているように思います。本来的には、福音の重要な部分を

強調することが必要であるのに、危機の強調(それが、終末論であった

り、個人の孤独の問題であったりしますが)に時間を費やしてしまい、

本来強調しなければならない福音の主要なテーマの強調がやや薄い、

というメッセージの事例は多くみられるようです。(アメリカのタコマの集会

では、この手が結構多かったので、文化的なものかなぁ、と思います。)


私自身、そのようなことに注意しないといけないなぁ、と思います。し

かし、1年で2000人規模の教会(集会)が生まれるなど、当時の信仰

大覚醒(リバイバル)には、ものすごいものがあったのだなぁ、と思いま

す。このあたりの事情は、D.M.ロイドジョンズの「リバイバル」という本で

も触れられているので、多少その時代の雰囲気を知ることができますが、

そこで書かれている事を見ても、今のキリスト教会(集会)とはずいぶん

雰囲気が違うことが分かります。これには、世界大戦に向かう時代の様

相だとか、革命の時代、急速な社会の変化といった問題があると思われ

ますが、時代に潜む危機の様子を見る事が出来るようです。

日本では、大正デモクラシーの直後とその後の昭和初期に一種の信仰

大覚醒と思われる時代が見られたようですが、その影響は、15年戦争期

に完全になくなってしまったようです。戦後、信仰大覚醒といってもいい時

期も少し見られたようですが、結局はその急成長がいつの間にか止まって

しまい、その後の展開が続かなかったようです。

後、意外だったのは、女性の(おそらく巡回)伝道者がいた、という記述で

す。女性の役割は、近年ほとんど見られませんが、17世紀後半には、かな

りの活躍があったことを見ると、随分現在とは違いがあるようです。


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