ブラザレンについての諸断章

このブログは、プリマスブラザレンに関する個人研究の成果なんかを書いています。所属集会(教会)の公式見解ではありません。

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ここまで、ご紹介してきた北米のキリスト集会の女性信者さんのお手紙を読んだ読後感、というのを2回にわたって、記載していきたいと思います。

うーん。この手紙を見て、実は、かなり深刻に考え込んでしまったのですね。

どうも、この匿名の姉妹が書かれたことは、要するにブラザレン運動の歴史的経緯で作られてきた諸概念をもう一度見直してみて、ブラザレン運動の原点への精神的回帰をしてはどうか、とする主張のように思えるんですね。ドイツ改革派における運動であれ、ブラザレン運動であれ、さまざまなムーブメントは、結局のところ、さまざまな人々が関与して成立する以上、歴史的限界、時代の制約、同時代における類似組織からの影響などを受けながら、さまざまな行動様式が生まれてきて、それをどのように現代的に解釈しなおすのか、ということが問われている内容だと思う。

この文章を載せたところで、今日、明日にこの姉妹がおられる北米のキリスト集会が急展開、方針変更をすることもないだろうし、日本の諸集会と自称するキリスト者集団がそのあり方を急変させることもないだろうと思います。それは、土台無理なことでしょう。急展開させて見られよ。以前真理として大々的に教えてきたことが『嘘』とはいわないものの、『真理を含まなかったもの』となりますし、下手をすると、それまでの人生で、教えられてきたことを真面目に考え、守り、そのことを疑うことすらすることのなかった信者さんが自分の信仰は間違っていたのであろうか、と真面目に悩むことになりかねない。そんなリスクを責任者は負い切れないだろうと思うわけですね。

ただし、『真理』は必ずしも一つではなく、相互に並立しうる、ということを考えてみる、ということは重要かもしれません。また、人間には神が主張しておられることに関して厳密には理解することができないということを認めることは大事かもしれません。それゆえ神を恐れつつ、そこに近づく必要がある、ということを虚心坦懐に考えるとき、さまざまな人々、さまざまな年齢の人々、さまざまな考えの人々がともにあってキリストにあって一つであるということを再確認する場でありたいという英国におけるキリスト集会の出発点、あるいはブラザレン運動の原点、ということは、もう一度見直されてもいいかなぁ、と思っています。

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