ブラザレンについての諸断章

このブログは、プリマスブラザレンに関する個人研究の成果なんかを書いています。所属集会(教会)の公式見解ではありません。

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When I was not Wee!(4)

ナウエンを英文で読む会の開始
 また、2011年からは、明石で、ヘンリーナウエンの著作を英語で読む会を始めている。これは、私のいるキリスト集会の開拓にかかわったR.S.Cさんが住居をアイルランドに移すことに伴って、従来ご自宅を開放して集まっておられた方がたへの代替措置としての側面がつよい。

 現在集まっておられるのは、主に高齢のご婦人方を中心に5〜8名であるが、ナウエンの著作を一応、英語で読んで、翻訳し、そのナウエンが書いたものを読んでそれの感想や思ったこと、疑問などを話し合う会であるのであるが、その感想というよりは、キリスト教について素朴に思う疑問にお答えする会に実際はなっている。次回で59回を迎える。これをやってみて、思うのは、案外基礎的なキリスト教のコアコンセプトがキリスト集会に限らず他の教会群でもきちんと伝わっていないことが多いのではないか、ということであった。

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現在は Finding My Way Home を読んでいる。

絶句するような質問も

 いくつかびっくりするような質問が毎度出るのだが、なかでも、何より、驚いたのは、自宅で海外からの高校生訪問者のホームステイ先を提供する国際交流のボランティア活動にいそしんでおられる来会者の方からのこんな質問である。

 「いまホームステイしているアメリカ人高校生が、聖書で言う罪とは性交渉のことであると言われたのだがこれはキリスト教的にどうなのか?」という問題である。この質問を受けて、「ヴーん」となってしまった。

 その時は、創世記の2章を見ると「人が増え広がることを神が望んでおられ、そのことを命じておられるので、その理解は聖書の基本主張とは合致しないように思う。婚姻外の性行為は厳しく断罪されることになっているが、婚姻内での性交渉は神からの祝福の一つだと思う。」とお話しした。

 その2年後、たまたまアウグスティヌスの書いたことにふれた一節をある本を読んでいてこのアメリカ人の高校生の主張の裏背景がわかったことがある。

 どうもアウグスティヌス先生(「神の国」とか「三位一体論」を書いて、これらの概念を整理したわれらキリスト集会の聖書理解にも影響のあった方である。ただ、聖書理解をちょっと違ったベクトルへと進ませるきっかけをも作った部分もあったと思う)「罪は性交渉の結果生まれてくる子供に遺伝する」に近いことを言っているらしい。

"「罪は性交渉の結果生まれてくる子供に遺伝する」
→「性交渉により生まれたものは罪である」
→「性交渉は罪である」
→「罪は性交渉のことである」
 (←いまここ)"

 まるで、伝言ゲームである。

 これは一つの例にすぎないが、例えば、愛とは何か、義とは何か、天の国Basileia ton auranon とは何か、祈るとは何か、赦しとは何か、ということは本当に伝わっているのだろうか、と感じる。

 NK様が時々研究会などでおっしゃっておられる「神、罪、救い」以上終わり型のキリスト教も、別に悪くはないし、間違いではないが、なんか、ファーストフード型の大変アメリカンな救いの提示方法ではないか、とは感じる。これに関しては、近日中に公開する別ブログの方をご覧いただきたい。

農業情報の研究開発も
 2006年ごろから県下の農業関係の研究機関への技術コンサルテーションが始まり、2010年ごろからは、県下のJAさんの圃場情報管理システムのコンサルテーションとプロトタイプ開発が始まった。あるいは、農業機械の稼働状況と所在地情報などをライブ情報として取得する実験やGPSログで解析する研究や農業気象情報の活用研究などにも着手をする。これも、コンサルテーションの延長線上である。

 ただ、この分野の研究が難しいのは、農作業が、1年の特定時期に、それも1回のみしか実施されないし、時期ごとに利用する農業機械や作業内容、取得すべき情報が異なるので、案外難しいなぁ、と思うのだ。実に農業というのは奥が深い、と思った。そういう研究に関係していくと、論文もおいそれと、そう書けない時期があった。この時期抑鬱もそれなりにひどかったのだが。

Ministryが発刊・Facebook/Twitter人脈の拡大

 そんなこんなしているうちに、丁度Ministryというキリスト教業界の常識を破るかの如き面白い雑誌が出たので、それを読んだりしていた。当初は水谷潔氏のブログ、津の「のらくら者の日記」のSH様、「大和郷にある教会」のTK様を追っかけ発言しているうちにより広いキリスト教の世界の人々と知り合うようになり、多くのキリスト教業界の方々とお知り合いになっていただけた。そして、それらの方々とお付き合いしているうちにFacebookやTwitterができてからは、その様な個別の先生方の関連の方々ともおつながりができて、一気に枠が広がっている。

 Ministryは現在私設応援団長のノリで遊ばしてもらっている。仕事もさせられることはあるが。この号のナウエンの引用句のリストづくりをお手伝いさせて(突然発注が来て、締め切り2日後)もらった。無茶でやんちゃな雑誌である。

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ナウエンなどの引用句をお手伝いした号

 Twitterに参加してからも別のかたちで人脈が増えた。Twitter上では、ちょっと従来にないやり方を考えて、「福音と世界」を変えかけた新教出版の編集者YF様(現在は退職された模様。彼は異色の編集者であっただけに、同社を退職されたのは、惜しまれてならない)が、「福音と世界に書評書いてくれる人募集!」ってやってた。お調子者でもあるので、なに、「本を呉れる。それだけでいい!」となったので、「それ乗った」になって、原稿代と高価な本をご献呈いただいた。その節はありがとうございました。なお、この仕事は急ぎ仕事としてお願いされたので、そのご要望にお応えした。

 なお、Lineはめんどいのでしていない。

いのフェスに強制徴募?
 Ministryのイケメン編集長が面白い人だったんで、いろいろとメールなどで情報交換していたので、「誰か、面白い人知りませんか?」と聞かれた。当時「ニコ生神学部」をやりかけていたり、仏教者のニー仏氏とネット上で対談していた畏友KH氏をご紹介した。丁度、第2回いのフェスをやる、って時だったらしい。個人として、紹介した手前、第2回いのフェスにも行くことになった。

 本番前日、本来登壇予定者だった千葉のYSさんのところの信徒(長老職の方)さんのご葬儀が本番になった、ということで、急遽登壇できないことが判明した。その結果、お若い畏友KHさんが登壇することになった。これが原因で、その後KHさんは様々な不幸に巻き込まれることになる。その時は知る由もなかったが。KHさんには、「すまん」とこの場を借りてでお詫びしておきたい。

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オタキング 岡田さんが出た「いのフェス2012」

 しかし、KHさんを紹介しただけで済めばよかったのだが、世の中うまくできたもので、そうは問屋がおろさないときている。

 Ministryのイケメン編集長が関西に来る、というので、「あ、そうなの?」と会って旧交を温めるべく、遊びに行ったら、いつの間にか、いのフェス実行委員に強制徴募(イギリス海軍とアメリカ海軍には、その昔、この伝統があったらしい)されてしまった。そして、このいのフェスは、キリスト教の枠をぶち破り、仏教者の方が大挙してご参加してくださるきわめて類例のないイベントになった。そして、そこで出会った真剣に仏教を極めようとしておられる方々、あるいは、仏典を極めようとしておられる方々と出会い、相互の用語の味わいの違いなどの散発的な議論が行われている。例えば、「聖書で言う慈しみ」と「聖書で言う憐れみのこころ」と「仏典における慈悲がどう違うのか」等という実に貴重で興味深い議論に参加させてもらっている。自らを他者の言葉で語り、そして他者の理解を知るためにも、実に有益な機会となっている。

 まぁ、ここらは、キリスト集会の人には理解されないと思っているが、別にそれでも、いいかなぁ、とは思っている。なんせ、本記事の冒頭で出てきたR.S.Cさんだって、西本願寺に飛び込み伝道、宗論を申し込んで、西本願寺で実現しておられるからである。飛び込み伝道とはちょっと違う形の伝道活動だと思っている。


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