ブラザレンについての諸断章

このブログは、プリマスブラザレンに関する個人研究の成果なんかを書いています。所属集会(教会)の公式見解ではありません。

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When I was wee! (5)

第1回のアメリカでの生活(ワシントン州)
 1997年8月から8か月ほど、ワシントン州のThe Evergreen State Collegeの修士の環境科学研究科での交換教員の募集がかかったので、それに応募して、ワシントン州のOlympiaというワシントン州の州都で8が月ほど過ごす。この滞在の時に、結構距離のある(車で40分ほど恐らく60キロほど離れた)TacomaのGospel Hall Brethrenの集会に行くことになった。「よく知っているはずなのに、なんでGospel Hall Brethrenの集会に行ったのか?」と最近若い友人の一人から聞かれ、「実は、アメリカ行って集会のおかしさに気づいたからだ」とお返事を連絡したら、「じゃぁ、それを書いてみてくださいよ」とおねだりされたので、この連載になった。それがこの連載を開始した真の理由である。
なお、このThe Evergreen State CollageはThe Simpsonsの作家たちが出た学校(基本、ファカルティも学生もシンプソンズ的な批判精神旺盛)であったので、地域住民からは、Hippy Collegeと呼ばれるほど、リベラルな学校であった。なお、The Simpsonsには、 The Evergreen State Collageにちなんだ、Evergreen Terrace(アニメの設定としては、Homer Simpson邸があるらしい) といった彼らの出身大学にちなんだ地名が出てくる。

カトリック様お断りのキリスト集会?

このGospel Hall Brethrenの集会にいった当日にやっていたBible Studyが幕屋の学びであった。シッカモアツリーだの、タバナクルだの、普段耳慣れない英単語の連続、さらに、日本の集会風のベールを家内が被って行ったので、そのベールが、現地の集会でまず問題になった。「なぜ、彼女は帽子でないのか? なぜ、カトリックの印象があるベールなのか?」ということが問われた。また、私が持っていったNIVが問題になった。「なぜ、彼はNIVを持ってきたのか?なぜ、Authorized Version(KJV)でないのか?」ということも問題になったのである。意図的にNIVを持っていったわけではなくて、ワシントン州は、非常に開明的な州だからこそ、NIVがよいだろうという、現地人のススメもあってKJVではなくNIVを持っていったのだ。

当時の私の乏しい英語力では説明ができなかったのだが、たまたま当時日本の集会に来ておられたワシントン州出身の知り合いの方がワシントン州滞在中であったため、その方が間に立って説明してくださった。また、この方は、わざわざシアトルから南下して、I5で途中タコマまで先導してくださった。ありがたい限りであった。

行ってみて一番驚いたのは、女性の信徒の方が黒か紺のロングスカート、男性信徒の方は黒か濃いグレーのスーツであった。それを見たので、現地校のDeanに「なんか、教会行ってみたら彼らは棺桶に入った遺体のように真面目であった」とRomeo and Julietのセリフを引いて、”They are just like square as grave men” って言ったら、笑っていた。

何で御棺の中に入っている人みたいに真面目(square as grave men)と思ったか、というと、1997年頃のカジュアル文化で知られていたワシントン州で、女性のドレスが、19世紀の女性の紺や黒色のドレス風(なお、葬儀の際にこれに似た礼服をアメリカの一部では今なお着せる習慣がある)であったからである。そして、男性はMIBよろしく黒スーツだったからである。まぁ、多くの方々の年齢層がおおむね50歳以上の方ばかりであったからであるからかもしれないけど。
イメージ 4
MIBのお二人 Tommy Lee JonesとWill Smith


イメージ 1
ワシントン州の女性信徒の方が来ていた服はこんな感じ

  なお、その時のワシントン州では、Tシャツにオーバーオールの女性が道路工事で、エアドリルを使っていた時代ではあったが。

イメージ 2
街中で見かける働く女性

集会文化への疑問の出発点は、ワシントン州の教会での被り物事件とNIV事件に端を発しているのであった。なぜ、日本で被り物であり、米国ではそれが帽子に代わるのはなぜか?ということであり、同じ聖書から、頭を覆うものがベールなのか、帽子なのか、同じ聖書から、どのように解釈できるのか、NIVとKJVは、共に同じ聖書であるにもかかわらず、なぜそれで排除されそうな雰囲気があるのか、それは集会固有の文化ではないのか、という疑問があったままであった。一応聞いてはみたが、そうだからだ、という答えしか返ってこなかったし、漸くインターネットが普及し始めたものの、まだまだ情報量が少なく、Google先生やYahoo!先生もそれほど強力ではなく、現地の集会の人以外のソースを調べるための方法がなかったのである。

Webが十分ではなかった時代

なぜかというと、1994年くらいには、業務の一環としてUNIX上でNetscape Navigatorでウェブサービスを触り始めていたが、まだまだ、回線の帯域が細く、ネットワークで文字が見えて、画像がファックスで送られてくる速度感覚で送られてくるような状況であったので、海外の情報を入手するにはなかなか楽ではなかった。SunのSolarisを使っても。ADSLすらなく、2880bpsのモデム(今からすると、はぁ?という速度のモデム)が現役で使われていた時代である。なお、個人的には300bpsの音響カプラーを使って、黒電話でメインフレームと通信した経験がある。
イメージ 3
こんなのリアルに使ったことあります

 
この時期まで、何かしようと思っても、どこかで本をあたるくらいしか情報がなかったし、日本のキリスト教書では、原著にあるReferenceやSuggested Readingsがカットされていたことが当時は多かったので(今もだ、という節はあるのでいのちのことば社には何とかしてほしい)、より深いことを調べようと思うと、原著に当たるしかなかったのである。

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