ブラザレンについての諸断章

このブログは、プリマスブラザレンに関する個人研究の成果なんかを書いています。所属集会(教会)の公式見解ではありません。

サンタバーバラの教会で

[ リスト | 詳細 ]

記事検索
検索

全8ページ

[1] [2] [3] [4] [5] [6] [7] [8]

[ 前のページ | 次のページ ]

 サンタ・バーバラのショアラインチャーチに参加してい

る間に、国連総会で、コリン・パウエルが演説中にイラク

を非難するは、核疑惑やら、大量殺戮兵器の疑惑がでてく

るわしているうちに、アメリカが宣戦布告をするというこ

とでとうとうイラク戦争が始まってしまいました。(あとに

なってみれば、事実としてそういうものはなく、体よく

騙されていたのですが、それで戦争に踏み切ったんだから

何とも腹立たしい限りですが。)

 この戦争開戦については、アメリカ国内でも議論があっ

たのですが、911でニューヨークのツインタワーでの航空

機を使ったテロで大量の犠牲者が目に見える形で出たため

に、米国内では、大きな声で戦争反対を発言しにくい雰囲

気があったことも事実です。衝撃としては、パールハー

バー攻撃以上の衝撃を911のテロ事件は、アメリカ人に

与えてしまったように思います。

 確かに、飛行機乗る前には、くつを脱いでX線検査を

受けさせられるは、入国審査は厳しくなるはで、非常

にぴりぴりした雰囲気が町に漂っていたことも確かで

す。

 ロスアンゼルスのダウンタウンで、北欧系(スウェー

デン人)の留学生が職務質問を受けた時に、パスポー

トを保持していなかったことで、警察に拘留されたり、

といった特殊な雰囲気があったのを今尚覚えています。

そんな話を聞くたびに、本来持っていたはずのアメリカ

という国の鷹揚さとおおらかさ、素朴さというのか朴訥

さはどこにいったの、と思った印象が残っています。

まぁ、西海岸が長いんで、私がそう誤解したような気も

しますが。

 この戦争が始まった時、ショアライン・コミュニティ

チャーチでも、祈ろうということで、開戦後最初の日曜

日に現地に行っている兵士のためと、イラクでの平和が

回復されるよう祈ったことがありました。

 この時に、違和感を覚えたことも確かです。平和主義

を国家の方針としている日本に生まれ、その中でも非戦

主義に立つことの多いブラザレンで育った一信徒として、

戦場にいる兵士のことを祈る、ということには非常に違

和感を覚えました。全体で祈ったのは、この時限りだっ

たので、それ以上追求することはしませんでしたが、違

和感は残りました。

 個人ベースの手紙の中や、信頼できる人たちの間で、

信頼できるクリスチャンの同市の非公式な場で、戦争反

対がこそこそっと言われる雰囲気はありましたが、公的

な場では、触れることすらタブーとして扱われ、皆さん

避けている雰囲気があったことを記憶しています。それ

をみながら、戦争に直面した国と国民ということの悲劇

を在留異国人の立場で、見ておりました。戦争が始まっ

たこと、人が人を殺していることを深く悲しんでいるク

リスチャンがおられたことも確かだったので、悩ましい

思いを感じました。

 サンタバーバラのショアラインコミュニティチャーチでの

リックウォーレンのパーパス・ドリブン・ライフ(人生を

導く5つの目的)をスモール・グループ(家庭集会)でしている

時に、それにちなんだ寸劇をしてから、礼拝が始まる、とい

うことがありました。

 日本でも、最近は、こういう取り組みをしておられるとこ

ろは少なくないようですが、セットは何もないものの、その

劇がかなりよくできていたので、ふーん、これは面白いなぁ、

と思いました。アメリカ人のしゃべり自体が、普段から大体

大げさで、演劇チックなのと、自分を出すことが当たり前の

文化なので、きちんとできるのだろうなぁ、ということを思

いました。日本の文化とはちょっと違った面を見た、気がし

ました。

 劇という点では、非常に面白かったのは、サンディエゴに

仕事で行った時に行ったEast Lake Churchの劇でしたねぇ。

ホームレスの女性を演じた20歳前後の女性が、麻薬中毒風に

ろれつが回らない様子で、賛美が終わらない段階で、壇上に

近づきながら、彼女が講壇に接近することをなんとか阻止し

ようとするスタッフを振りほどきながら、なぜ、自分がこの

教会にこようと思ったのか、ということを真に迫る演技でし

ていたことがありました。後で、劇だと気付いたのですが、

一見さんで伺った教会だったので、よく分からなかったこと

と、表現があまりにリアルであったので、外国人の一見さん

でしたが、一瞬、彼女を止めて話を聞こうか、と思ったほど

でした。

 後で、パスターが劇だから、と種明かしをしておられまし

たが、うーん、とうなってしまいました。その日のテーマは

隣人を愛することでしたから、その導入としては、非常に

適切だったように思います。

 このEast Lake Church は 300人くらいの礼拝(一つが

90分程度)を一つのキャンパスにある2つのホールを使いな

がら、金曜から日曜にかけて、6回もするメガチャーチで

したが、なるほどねぇ。ここまでするか、と思ったことも

また事実でした。

 ブラザレンの教会(キリスト集会)に参加することも大事

ではあるのですが、外にでた時は、日曜日に他の教会に行

ってみることも大事かなぁ、と改めて思ったのもまた事実

です。

 それと、この教会でよかったことの一つは、朝の礼拝が始まる

前に開始する10分くらい前まで、コーヒーポットが出ていて、そ

こでコーヒーやクラッカーやナッツをつまみながら雑談したり、い

ろんなことが聞ける時間があったことです。

 日本のブラザレンの集会では、こういう肩肘のはらないフランク

なお付き合いができる時間が少ないですよねぇ。集会の前や、集会

の間に、冗談を言ったりしながら、馬鹿なことを言い合ったりしな

がら、雑談をわいわいとするという時間はあまりなかったように思

います。

 個人のお宅での交わりの時とかには、こういうことがしやすいの

ですが、集会を行っている場所では、どうしても、公式の場、という

印象があり、こういうちょっと崩した形のものはしにくい雰囲気が

日本のキリスト集会にはあります。タコマのキリスト集会もそんな

雰囲気を持ったキリスト集会でした。

 個人的には、参加者にもよりますが、集会でも笑わしたりするのは

大好きなのですが、なかなかギャクのセンスが問われるのと、色々な

方がおられるので、どなたにも愉快と思っていただける一般受けする

ギャグはあまりないので、その辺がつらいところです。個人的には、

公式の集会中でも突っ込みを入れるようにしているのですが、日本の

集会では、なかなか受け入れてもらいにくいスタイルのようです。

 伝道の時間ではなく、信仰のことも少し離れて、人間的な意見交換

や交流をする時間も大切だと思うのですが。日本の集会って、何でこ

んなに忙しいんだろう、もうちょっとインフォーマルでも良いのにな

ぁ、と思ってしまうのは、私だけでしょうか。まぁ、クリスチャンに

は生真面目な方が多いので(ブラザレンには、特に生真面目な方が多

い気がするのは私だけだと思いますが)、仕方がないんでしょうけれ

ども。

 サンターバーバラのショアラインコミュニティチャーチで、

時々行われていたのが、簡単な交流会という感じの日曜日の

午後の1時間ほどで終わるティーパーティみたいなものでした。

 サンタ・バーバラはメキシコの文化があふれる地域もあるの

で(元メキシコ領ですし)、コーンチップ(トルティーヤ)と

サルサ、ガラモーラ(アボガドの実をすりつぶしたディップ)、

サイコロ状に切ったチーズにクラッカー、ぶどう、りんごやオ

レンジの切ったものなんかがどさどさどさ、っと並べてあって、

好きなものをとるスタイル。飲み物は、コーヒー(カフェイン

分のないコーヒーと普通のコーヒー)、非炭酸系のオレンジジ

ュースなんかやレモネードが結構たくさんありました。2か月

に1回くらいあったでしょうか。そして食べながら、だらだら

っとはなして言って、適当に帰っていくスタイルのパーティと

もいえないような、パーティが結構ありました。

 ここで、いろんな人とちょっとずつ立ち話をして、いろんな

人と知り合いになるいわゆるお知り合いになる機会なんかを作

るんですね。楽しい反面、日本人は、適当に話して、ちょっと

ごめん、と別の場所に行ったり、かえって行ったりというのが

得意でないこともあり、こういう場が苦手なので、結構どうした

もんだろう、と思ったことも多いです。

 日本では、こういうパーティはこういった材料をそろえるの

がまず大変なので、この種のパーティってなかなかしにくいの

ですが、アメリカでは、ご近所のスーパーに行って、買ってき

て、切ったら終り(Go, Get and Cut)でこの種のパーティがで

きるようになっている。さすが、パーティの国だけあるなぁ、

と思います。

 パーティの後処理もそんなに面倒ではないですねぇ。たいて

い紙皿使ってましたし。そうでなくても、ディッシュ・ウォッ

シャー完備なので、食べ残しをゴミ箱に入れ、ディッシュ・

ウォッシャーに入れて、タイマーセット。以上終り。一人ひと

りセットしない分だけ、楽だったように思います。

 日本でも、コストコ(Costco)ができてからというもの、こ

の種のことがしやすくなりましたが(パーティグッズが手に入

りやすい)、アメリカでは、本当に楽でしたねぇ。

 私が行っていた当時、ショアライン・コミュニティ・チャーチ

には、常時約200名弱の人たちが入れ違いに参加しておられ

ましたが、この種の交流会みたいなものが信者同士の交わりを深

めるために必要だった見たいですし、有効だった見たいです。

それから、そのために面倒な準備をほとんどせずに、こういっ

た交流の機会(Mixerというらしい)を実現できる環境があった

のも大きいようです。懐かしい。

 ブラザレン・ブラザレンした記事が続いたので、ちょっと

ここらで休憩して、サンタ・バーバラの教会でのお話をして

参りたいと思います。

 サンタ・バーバラの教会に行った時に、あぁ、いいなぁ、

と思ったのは、他の教会との関係がかなり密接に取られて

いる、ということでした。いろんな形で様々な教会が様々

な目的のために同じキリストの体をなしていることを意識し

つつ、緩やかに連携し、協力している、協力しようとして

いる、という姿勢が実体験で分かったことです。

 たとえば、レスキューミッションというホームレスの

支援があります。アメリカでは、いろんな事情(ベトナ

ム戦争の後遺症や、アルコール中毒、麻薬中毒、犯罪被

害者、未婚の母、経済的な困窮など)でホームレスにな

らざるを得ずなられる方がおられ、ちょっと大きめのス

ーパーや割と交通量の多いインターステートの入り口、

時間帯によっては、信号で流入制限をしているインター

ステートの入り口(車が確実に止まるので)には、結構

ホームレスの人々がおられることが多いのです。

 余談ですが、サンタ・バーバラはお金持ちが多く、ホ

ームレスの実入りがいいことと、気候が温順なので、ホ

ームレスが多いなぁと言う印象を持っておりました。

2003年には、市当局が独自の対策を考えるほど、集って

来るホームレスの方が多かったようです。

 その人々のための社会復帰や食料支給などをするため

の団体として、レスキューミッションという団体が構成

されていました。私のいっていた教会でも、そこへの支

援なんかを年に数回していました。たとえば、年に数回、

カンズメの食料品などや各種の保存性の高い食料品や不

要な衣類などを集めていたりしました。現金を渡すと、

それが食事に変わるのではなく、アルコールや麻薬など

に変わる、ということもあるらしいので、必要とするも

のを現物支給するという方針が原則だったようです。我

が家も、豆のスープのカンズメなんかを買っていって持

っていった記憶があります。公立小学校にも、他の教会

から、このレスキューミッションのために、保存食品集

めの高校生のボランティアが説明に来たようです。

 いっていた教会は別に社会福祉を中心に取り組むよう

な、社会的活動に熱心な教会ではなかったのですが、必

要とする人たちに神の子供となる権利を持つ人々である

以上、必要とするものを与えようとすることにしていた

ようです。他の教会と協力しながらあることを成し遂げ

よう、エキュメニカル運動ではなくて、という姿勢は、

自分たちのうちだけにこもりがちであったブラザレンの

信徒であった私にとっては、非常に目が開かれるような

経験でした。キリストの体としての共同性の表現のあり

方を実体験を通して、学んだように思います。

全8ページ

[1] [2] [3] [4] [5] [6] [7] [8]

[ 前のページ | 次のページ ]


.
kaw*muk*ih
kaw*muk*ih
男性 / 非公開
人気度
Yahoo!ブログヘルプ - ブログ人気度について
1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30

過去の記事一覧

Yahoo!からのお知らせ

よしもとブログランキング

もっと見る

[PR]お得情報

ふるさと納税サイト『さとふる』
お米、お肉などの好きなお礼品を選べる
毎日人気ランキング更新中!
数量限定!イオンおまとめ企画
「無料お試しクーポン」か
「値引きクーポン」が必ず当たる!
ふるさと納税サイト『さとふる』
実質2000円で特産品がお手元に
11/30までキャンペーン実施中!

その他のキャンペーン


プライバシー -  利用規約 -  メディアステートメント -  ガイドライン -  順守事項 -  ご意見・ご要望 -  ヘルプ・お問い合わせ

Copyright (C) 2019 Yahoo Japan Corporation. All Rights Reserved.

みんなの更新記事