ブラザレンについての諸断章

このブログは、プリマスブラザレンに関する個人研究の成果なんかを書いています。所属集会(教会)の公式見解ではありません。

サンタバーバラの教会で

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 Shoreline Community Churchでは、スモールグループが10-12グループ開かれていて、

私もそこに参加することにしました。

 他にも、男性だけのグループ、高校生クラスなども開かれていたり、アダルト

サンデースクールも開かれていました。いろんな働きが熱心にされていました。

それぞれができる範囲で、できることをする。それも無理のない形で、というの

は奉仕のあり方として、良いなぁ、と思いました。


 一度、教会のキャンパスを掃除(ペンキ塗りしたり、生垣を掃除したり)をす

る日があって、それにも、英語がしゃべれなくても問題ない、ということで

参加しました。パスター自ら、ペンキでまだら模様になりながら、ペンキ塗り

をしてみるのを見て、フーンそんなものなんだ、と思ったこともあります。

牧師だから、といって指導者ぶっていなくて、自ら率先して体を動かしながら

掃除をする姿を見て、良いなぁ、と思った記憶があります。

 私は、ノウハウのいらない、生垣周りの落ち葉集め、という作業をしていま

したが、誰が来ている、誰が来ていない、ということはなく、みんなでしなけ

ればいけない、ということでもなく、やりたい人、やれる人が、適当にしてい

るという姿が、自然で良いなぁ、と思ったものでした。

 サンタ・バーバラの教会に行った時に、あぁ、いいなぁ、

と思ったのは、他の教会との関係がかなり密接に取られてい

ることでした。いろんな形でこの教会が協力している、協力

しようとしている、というのが分かったことです。

 たとえば、レスキューミッションというホームレスの支援

があります。アメリカでは、いろんな事情(ベトナム戦争の

後遺症や、アルコール中毒、麻薬中毒、犯罪被害者、未婚の

母、経済的な困窮など)でホームレスになる方がおられ、ち

ょっと大きめのスーパーや割と交通量の多いインターステー

トの入り口、時間帯によっては、信号で流入制限をしている

インターステートの入り口(車が確実に止まるので)には、

結構ホームレスの人々がおられることが多いのです。

 その人々のための社会復帰や食料支給などをするための団体

として、レスキューミッションという団体が構成され、そこへ

の支援なんかをしていました。たとえば、年に数回、カンズメ

の食料品などや各種の保存性の高い食料品や不要な衣類などを

集めていたりしました。現金を渡すと、それが食事に変わるの

ではなく、アルコールや麻薬などに変わる、ということもある

らしいので、必要とするものの現物支給が原則だったようです。

我が家も、豆のスープのカンズメなんかを買っていって持って

いった記憶があります。

 別に社会福祉に取り組むような、社会的活動に熱心な教会で

はなかったのですが、必要とする人たちに必要とするものを与

えようとすることに、他の教会と協力しながら指定校という姿

勢は、自分たちのうちだけにこもりがちなブラザレンの信徒に

とっては、非常に目が開かれるような経験でした。キリストの

体としての共同性の多様な表現の仕方を学んだように思います。

 サンタバーバラの教会に行き始めて、しばらくたったころ、

ダン・シェーファーという方がジュニア・パスターとして参加

されることとなりました。結構スピーチの速度が早いので、聞

くのがちょっと大変だったのですが、お話は非常に面白かった

です。ただ、アメリカの文化(例えばテレビ番組やCM)を背景と

して時にお話されることが多かったするので、ちょっと分かり

にくいこともありましたが。

 リーダース・ダイジェストなんかにも投稿されている方で、

作家としての仕事をしながら、コ・パスターとして奉仕される、

ということを考えておられたようです。いまは、Danさんは

Shoreline Community Churchのシニア・パスター(主任牧師)

になられたようですが。

 Shoreline Community Churchのサイトで画像が見えます。

ブルース・ウィルスをちょっと大人しく上品にした雰囲気の

おじさんです。

http://www.shorelinechurch.com/

 どこまで、実話かどうかがよくわからないのですが、その

方がお話してくれたことに、このシェーファーさんだったか、

他の牧師だったか、記憶が定かでないのですが、ある牧師が、

悩んでいるクリスチャンのための電話サポート(カウンセリ

ング)をはじめたとき、最初にかかってきた電話は、「開拓

伝道を始めたんだか、信徒がいないんだ。どうしたらいいん

だろう。」というものだったそうです。

 この話を聞いた時に、へぇ、アメリカでも結構、開拓伝道

って言うのがあるんだなぁ、ということを思った記憶があり

ます。日本人の感覚からしたら、アメリカはキリスト教が一

応幅を利かせていると思っていたのですが(日本の福音派の

伝道がアメリカ人宣教師に大きく依拠していたことは認識し

ていたので)、これだけ教会がたくさんあるアメリカ国内で

も開拓伝道する必要があるのだ、ということを思った時に、

一種複雑な思いをもちました。

 このところ、ブラザレンのお話ばかりだったので、ちょっとブラザレンの

関連の話題は、小休止。

 サンタ・バーバラでの生活が始まり、子供たちの語学力がある程度ついて

きたところで、日曜学校に子供たちを入れることにしました。もちろん、家

内つきです。というのか、家内は大人の話を聞いても、分かりにくいので、

日曜学校でヘルパーする方が良い、という事で、その選択に任せました。日

曜学校は、幼稚園児、小学校低学年、小学校高学年の3グループに分かれて

おり、子供たちは最初小学校低学年の子供のクラスに入れてもらいました。

 最初の賛美は、大人も子どもも一緒にします。賛美の時間は15分くらいで

しょうか。その後、パスターから、Children would be excused.(子供たち

は日曜学校に移っていってよいよ)という声がかかると、子ども達が後ろの

ドアからぞろぞろと出て日曜学校の別室に行きます。

 日曜学校の内容は、基本的には、日本の日曜学校とあまり変わらないもの

だったですが、非常に教理優先でない日曜学校教育、目で見て、体で感じて

分かる日曜学校教育を目指していたのが非常に印象的でした。例えば、イエ

スの子供時代の話をするときには、ユダヤ人の子供たちが使っているサイコ

ロ遊びの道具、ギモーっていったかな、をごほうびとして与えたり、水から

ぶどう酒に変えるカナの結婚式のお話しするときには、水とぶどうジュース

を実際に飲んで見せて、その違いを感じさせたり、といろいろ工夫していた

ことが記憶に残ります。

 日本だと、どうしても視聴覚素材に大きく依拠しがちだったり、教理の内

容を伝えようとすることが少なくないのですが、視聴覚素材だけではなく、

身体的感覚に訴える日曜学校教育という点では、ずいぶん違うなぁ、と帰り

道で家内や子供たちが話してくれる日曜学校の内容を聞きながらおもいまし

た。話を聞いていると、なるほどなぁ、ということを感じることが多かった

です。

 また、ハンディキャップを持った子供たちにもそれなりの役割を与えてい

たのが面白かったです。エステル記のお話の後、みんなで劇をすることにな

っていたようです。英語がほとんどしゃべれない我が家の子供たちもその劇

に混ぜてもらえることになりました。で、全く英語が分からない我が家の子

供は、長女は、王様の周りで踊る役(英語がしゃべれなくても問題ない)、

長男は、王様の役(台詞を他の大人が言うことにして参加)させてもらいま

した。ちょっとだけの参加かもしれない子供たちを取り込んでいこうとする

ところに、アウトリーチという概念がしみこんでいるなぁ、と思いました。

 この辺は、学ぶことが多い日曜学校でした。先生はさぞかし準備が大変だ

ったとおもいます。

この教会が、非常に面白かったのは、本当にマルチカルチュラルな教会だったことです。結構、広いキャンパスを持っていたので、教会の建物が4つ(Sanctuaryメインの礼拝堂、Education Building教育棟、Grace Hall/Office小さい礼拝堂と Sub Education Building小規模な会議室状の部屋が2つくらいあるもの)ありました。

Education Buildingでは、大人向きの日曜学校やバプテスマの準備クラスなんかが開かれ、Sub Education Buildingでは、4つくらいのクラスに分かれた日曜学校なんかが開かれていました。

 日曜日には、教会活動でつかっていないGrace Hallでは、スラビック・バプティストチャーチが活動していましたし、SubEducation Buildingでは、もう一つの福音系の教会が活動していました。1つのキャンパスで、3つの教会が、同時に礼拝している、という日本ではちょっと考えにくい教会のあり方でした。この辺のクリスチャンドムというのか、カトリシズムは、日本にないよなぁ、と毎週行きながら思っていました。

 スラビック・バプティストチャーチは、参加したことがないので詳しい話は分からないのですが、多分、ロシア系の人たちが集まる教会のようでした。一度だけですが、このスラビック・バプティストの教会と合同で聖餐式をしたことがあります。スラビック・バプティストは、公式言語がロシア語(多分、東欧系言語に弱いものでよく分からなかった)だったらしく、同時通訳つきの合同礼拝になりました。

礼拝のメインのお話をしたのは、現在のショアライン・コミュニティ・チャーチのシニアパスター(当時は、ルイ・ドミンゲスさんとの共同パスター)のドン・シェーファーさんだったです。

私たちのお隣に座られたお年寄りの女性は、完璧にロシア・東欧系の服装をされた方で、あまり英語がお分かりになられない方でした。スバシーバ (ロシア語で、こんにちわ、かな)をいうと、にこやかに笑って、その後ロシア語(多分)で話し始められました。
Sorry, I do not speak your language.といっていたら、丁度私の後ろにいた、通訳の方が、何か行ったら、にこっと笑って、手を差し出してくださって、握手をしてくださいました。私達がわからないことが分かったようです。

いずれにしても、言葉の壁、文化の壁、教会の壁を越えて、礼拝したことは、非常に面白い経験でした。日本では、同じ民族であっても教会の壁を越えることは非常に困難(ブラザレンだけかもしれませんが)ですが、それをやすやすと超えて見せてくれたショアライン・コミュニティ・チャーチって、本当に面白い教会でした。

結構、文化や社会階層、社会の中での文化が進んでいるためか、この種の教会のシェアリングっていうのはアメリカでは多いらしく、他でも普通にやっている、というのを聞いたことがあります。

サンタバーバラの教会での出来事に関しては、また、ブラザレンを書くことに疲れてきたときに書くことにしましょう。

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