ブラザレンについての諸断章

このブログは、プリマスブラザレンに関する個人研究の成果なんかを書いています。所属集会(教会)の公式見解ではありません。

サンタバーバラの教会で

[ リスト | 詳細 ]

記事検索
検索

全8ページ

[1] [2] [3] [4] [5] [6] [7] [8]

[ 前のページ | 次のページ ]

サンタ・バーバラの教会に行き始めて、いいなぁ、と思ったことは、週報がきちんとしていることでした。週報というのは、毎週、日曜日教会に行くと、今日のプログラムやメッセージ、今週のイベントや連絡事項などが書いてあるものです。

ブラザレンの教会(キリスト集会)では、聖霊に導かれた兄弟が話す、という原則があるところが多いので、週報なんかは、出したくても出せない、ということが多いのです。週報の存在は、うわさにはかねがね、ということでしたが、現物を見たのは、このショアラインチャーチがはじめてだったです。

ところで、しばらくしてから、分かったことなんですが、このパスター・ルイという牧師さんが、一種のパートタイムというのか、一時的な牧師さんだったのです。いわば、パート勤務というか、ワンポイントリリーフのパスターだったんですね。アメリカでは、パスターも渡り歩くとは聞いていましたが、ここまでモビリティが高いとは思いませんでした。ルイ・ドミンゲスというパスターは、本来、この教会の牧会の責任を負うシニア・パスターではなく、ジュニア・パスターが頼まれてパスターの役割をしている、ということが分かったのです。最初、毎週配られる週報に、パスターとだけ書いてあったので、まさか臨時雇い的なパスターとは思わず、ずーっとこの教会で奉仕を続けているのだ、と思っていたのですが、どうも違っていたみたいです。これもびっくりしたことでした。

スモールグループで、長老をしている人に聞いてみたら、もともと、シニアパスターがいたのですが、それが別のところの教会に移った(理由はその場所での奉仕に神の召命を感じたから、ということらしいです)ので、とりあえず、パスター空席もねぇ、という事で、そのときにジュニア・パスターとして、サンタ・バーバラで働くことの中に自分の召命を感じていて、臨時雇い的な働きをしていたルイ・ドミンゲスさんに正式のパスターが決まるまでの間、パスターをしてもらうことにした、ということらしかったです。

このルイ・ドミンゲスさんというのは、名前が示すとおり、ヒスパニック系のアメリカ人の牧師さんですが、家族の伝統であるから、カトリックの信者であるといったような形骸化した信仰ではなく、もっとリッチな信仰、聖書に基づくイエスへの信仰をヒスパニック・アメリカンに伝えたい、という思いからマルチカルチュラルな伝道を考えているという変わった方でした。

話はゆっくりとしていたし、メタファーも面白かったし、60過ぎということもあり、家庭の問題や、孫の問題なんかも出しながら、話をしてくれたので、親しみやすかったので、いいなぁ、と思いました。

Purpose Driven Lifeが終わったあと、私たちのスモールグループではどうしようかとなった時に、リック・ウォーレンのスモールグループのテキストを使って、進むことになりました。他のスモールグループでは、通常のパスターのお話に基づきながら、話し合いをするスタイルに戻ったこともあったようですが、私が参加していたグループでは、スモールグループの成長に関するテキストをしました。

その中だったと思うのですが(今ひとつ記憶が定かではない)、スモールグループで、聖餐式をすることで、スモールグループでの一体感を増し、キリストの体であることの体験をしてみては、という提案があったので、実際に、パン(ホスティア:ちっちゃめの四角いクラッカー状のもの)とぶどうジュースを用意して、聖餐式をしてみました。個人的には、集会の聖餐式みたいで懐かしかったですねぇ。

本当は、これ、毎週しないかなぁ、と思ったくらいです。で、翌週、教会でお昼の簡単なパーティみたいなものがあったので、そこで、パスター・ルイがやってきて、今後の教会のイベントなんかについて、色々雑談していた時に、うちのスモールグループのマーサさん(ホステス役をしていただいた方)がこの間、聖餐式をやったんだ、なかなか良かったという話をしていたら、普段、少々のことでは顔色を変えることのないパスター・ルイが、『Did you really have a communion by yourselves?君たち、自分達だけで本当にコミュニオン(聖餐式)をしたのか?』とかなりビックリした顔できいたので、『Sure, we have followed the instruction in our textbook.(そうだよ、本に書いてあるとおりやっただけだけど)』というような会話がありました。『Uhhh, you really did that.(そうか、本当にやったのか。)』とパスター・ルイはつぶやいた後、それ以上聞き出すことは、なかったですね。

なるほど、聖餐式を牧師がいないところでやるという感覚は、やっぱりかなり重たいんだなぁ、ブラザレンは、毎週やってんだけど、と思いながら、この会話を聞いていました。無牧の状態で聖餐式をすることの意味、ということは、キリスト教の伝統の中でも、やっぱり特殊なのだなぁ、と思った瞬間でした。

 ということで、リック・ウォレンのPurpose Driven Lifeをみんなで読み始めました。内容的には、まぁ、生きていること自体が礼拝だ、とか、神にとって人間が生きていること自体に意味があるのだ、とかというあたりの聖書理解は、良いなぁ、と思っていたものの、若干、アメリカ風というのか、プラグマティズム的な思想がかなり濃い部分もあるなぁ、チェックリストで自分の信仰を自己評価してみようとか言ったちょっとねぇ、と思う部分もあったのですが、全体としては面白かったのです。


 特にスモールグループで一緒に学んでいくなかで、神と関与していくことやいろんなことで神に仕えて(礼拝して)行くことなどをスモールグループのメンバーと一緒に話し合っていく中で、信仰自体をもう一度見直して見る機会が与えられたのは大きかったです。

 特に、ブラザレンの小さなキリスト教会(集会)で教益者としての役割を務めさせていただくことが多かった私にとって、いったんその立場を離れて、皆さんのお話を主に聞く側に回ったことは大きかったです。どうせ、英語では言いたいことの半分ほどしか伝えられませんでしたし。学ぶこととは何か、聖書をともに読み、信仰を深めていくとはどういうことか、ということをもう一度体験的に考える機会となりました。

サンタバーバラの教会に行き始めて、2、3ヶ月たったころ、2003年の10月ごろから、40 Days Campaignというものが始まりました。要するに、リック・ウォーレンのPurpose Driven Life「日本語訳 人生を導く5つの目的」を教会の皆さんで読んで、考えましょうということをするというのを7週間かけてすることになりました。まず、最初にキックオフセミナーというものを教会で行って、そのあと、毎週日曜日、その週に当たる部分についての説明とか、その部分に関するメッセージを教会の礼拝でもはなす、というパターンで始まりました。

最初のキックオフセミナーは、多分パーパスドリブン作成のDVDを上映したものだと思います。そこで映し出されるメガチャーチの姿に、へぇ、アメリカにはこんな教会もあるんだ、と感心したものです。目がチャーチというのを始めてみた経験でした。

DVDの映像の中で、印象的だったのは、リック・ウォレンの父親(これも伝道者だったらしい)が死の床でも、One more for Jesus, One more for Jesusといい続けていた、ということです。神格化するつもりはないですけど、自分とは随分違ったタイプの信仰だなぁ、と思ったのと、伝道に関して、冷淡になっているのではないかということをちょっと反省させられました。

教会の中では、福音を語っている。でも、教会以外のところに出かけていって話しているか、といわれれば、かなり怪しい。かといって、通りがかりの人に福音を語るのは、ちょっと変だと思う。路傍伝道も、それを見たとき、ちょっと押し付けがましい感じがするし、もうちょっと何か方法がないのかなぁ、と思う。

そのあたりのことは未だに解決がついていないけれども、ちょっと反省させられたキックオフミーティングでした。でも、この本を読むのかぁ、それも7ドル出して、と思ったことも確かです。まぁ、何事も経験と、読み始めていったのでした。

初めて、スモールグループという活動に参加したときは、なるほど、日曜日の話をフォローアップする家庭集会兼祈り会なのねぇ、と思っていたのですが、実は、このスモールグループが重要な役割を果たしていることが、まもなく分かってきました。

というのは、行っていたショアラインコミュニティチャーチでは、日曜日に200人以上集るので、あまり信者間の親密な関係が築けない。つまり、お話を聞いて、お話が終わった後、ちょっと知り合いと話しておしまい、となってしまうことになるだろうなぁ、ということを思っていました。何人かの方は、そういうスタイルだったようです。となると、どうしても、教会への帰属意識は薄れてしまいます。この問題を回避する目的も、スモールグループ活動には含まれるようです。ショアラインコミュニティチャーチでは、高校生クラスや大人向けの日曜学校、聖書研究会、男性だけの信者の集い、女性だけの信者の集いなど、様々な取り組みがあったのですが、それだけでは、どうしても同じ共通する部分の人たちとだけ集ってしまい、教会としての多様性のある一致が保障できない、ということがあったようです。スモールグループは、参加者も、キリストの体であるという、そしてお互いに支えあうという参加のあり方も、多様な人々で構成されるスモールグループがあることで、スモールグループ活動が一種のミニ教会(Group Ministry)の役割を果たすことができるということがあるようです。

また、このスモールグループを設けることで、祈りの課題を話し合ったりする中で、様々な日常的な課題や悩みの簡単な相談をして助け合ったり、今思っていることや教会や家庭問題などの悩みの相談などの役割も果たしていました。その意味で、パスターへの様々な悩み相談の集中を防ぐ役割ももっていたようです。

全8ページ

[1] [2] [3] [4] [5] [6] [7] [8]

[ 前のページ | 次のページ ]


.
kaw*muk*ih
kaw*muk*ih
男性 / 非公開
人気度
Yahoo!ブログヘルプ - ブログ人気度について
1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30

過去の記事一覧

Yahoo!からのお知らせ

よしもとブログランキング

もっと見る

[PR]お得情報

ふるさと納税サイト『さとふる』
11/30まで5周年記念キャンペーン中!
Amazonギフト券1000円分当たる!

その他のキャンペーン


プライバシー -  利用規約 -  メディアステートメント -  ガイドライン -  順守事項 -  ご意見・ご要望 -  ヘルプ・お問い合わせ

Copyright (C) 2019 Yahoo Japan Corporation. All Rights Reserved.

みんなの更新記事