ブラザレンについての諸断章

このブログは、プリマスブラザレンに関する個人研究の成果なんかを書いています。所属集会(教会)の公式見解ではありません。

サンタバーバラの教会で

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最初は、このスモールグループでは、その直前の日曜日にパスターが取り上げたテーマについて、感想を行ったり、それにまつわる話をいろんな面から検討する、ということをしていました。いわば、家庭集会。家の集会ですね。最近ではセルチャーチという言い方もするみたいですけど。信者が信者同士と密接な関係を持つ、それを保障しているんだなぁ、ということを感じました。
 このスモールグループの話し合いが、30分くらいあって、最後は祈り会。まず、みんなで感謝して欲しいこと、祈ってほしいことについてそれを言う。そして、祈るんだけれど、一人が長く祈らない。ひとつのことについて、20秒くらいで祈るくらいだったでしょうか。 でも、最初に参加した時に、この祈り会で聞いたこと、祈ったことは、帰って自分で祈ることを覚えてもいいけど、参加した人の中だけでとどめるように、と言われました。これって、大事だなぁとおもいます。個人があるグループに開かれていき、受け入れられていき、一つの共同体の一部を形成する上で、プライバシーが守られることは重要だとおもいます。それを経験から知っていたんでしょうね。

最初は、英会話の勉強だったですねぇ。聞くことについての。普通の会話の内容はよく分かるけど、教会用語が出てくると、ちんぷんかんぷん。でも、何回か参加しているうちに、それにも慣れてきました。何より一番良かったのは、毎回出るデザート。アメリカ人の食文化の一端を知ったのも、このスモールグループだったです。ケーキとアイスクリームを一緒に出す(日本だとありえない)とか、マフィンとナッツとか、結構太るものが多かったのですが、おいしくいただきました。

この教会でいいなぁ、とおもったのは、いつも、入り口のところに一人だれか案内人がいて、教会に入ろうとしたときに、Hi. How are you? Hello? What's up, pal?とか声をかけてくれるところでした。こういう奉仕って、いいなぁ、と思っています。ただ、日本の文化にはちょっと合わない。とはいえ、誰しも、初めてのところって、不安感があるもの。外にでている人にちょっと聞くだけで、気分はすごく落ち着くもの。これに変わる方法ってないかなぁ、って考えています。戸口で路傍伝道するわけにも行きませんし。

 1ヶ月くらい、定期的に通ったころでしょうか。子供たちもようやくこちらの生活になれ、英語がちょっとわかるようになった頃、日曜学校に家内と子供が行っていてその帰りに、そこで先生をしていた、メアリーさんというサンタバーバラ以外であまり生活したことがない(うらやましい)日曜学校の責任者に、もし良かったら木曜日にスモールグループがあるのだか、来て見ないか、と誘われました。それは面白そうだ、というので、そのスモールグループに参加することにしたのでした。実は、このスモールグループには、このショアラインチャーチの実質的な運用にかかわっている長老(Elders)の信者が3人もいる(他に4人くらいいたようですが)重要な役割を果たしているグループだったのです。スモールグループって何だろう、と思って軽い気持ちで参加したのですが、非常に学ぶことの多いスモールグループとなりました。

ここのところ、ディスペンセーション説についての重たい解説記事と個人的な考えのまとめが続いたので、ここらで、気分転換。ちょっと気楽なお話にしようかなぁ、と思っています。とはいえ、自分の考える、こういう集会は良いなぁ、と現在思っている集会のあり方について、個人の体験談に基づくお話をしていきます。

でも、ショアライン・コミュニティ・チャーチを絶対化は必ずしもしてませんから。ブラザレンのキリスト集会と同じくらい良い可能性を持った教会だったと思っています。

ある日、ショアライン・コミュニティ・チャーチに通い始めて3週間くらい経ったころでしょうか。前に座っていた3歳くらいの子供が、退屈のあまりぐずって泣き出したので、聖書の間に挟まっていた紙の切れ端で、折り紙の鶴を作ってやったら、にこっとなって、うれしそうにそれからしばらくは静かにしていました。そして、また、退屈しはじめたので、今度はえさ箱になりそうなサイズの箱を作ってやったら、しばらく喜んで、そうこうしているうちにお話が終わり、礼拝がおわりました。そしたら、ある女性が、満面の笑み、って感じの笑顔でにこやかに笑いながら近づいてきて、"I really want to thank you!"(わたしはあなたに感謝したい)、って言って、『あなたのクリスチャンとしての子供たちへの心からの思いやりと深い愛情に感謝し、あなたのクリスチャンとしての愛に基づく行為に感動しました。』という内容が書かれた、きれいなカードをもらいました。ただ、私は、自分自身が教会でのお話を聞きながら考え事をするときの悪い癖の一つでもある、折り紙を折った結果、できた作品を単に渡していただけ、なんですけど。カードをもらって、へぇ、という感じを受けました。

でも、こういった、信徒への配慮、いいなぁ、と思いました。キリスト集会では、集会のためになること、求道者のためになることは、して当たり前。それで、誰かから感謝されることもない。それはそれで一つの見識、一種の美学でしょう。評価されないこと、個人に栄光を帰さないことは、当たり前の行為かもしれません。

でも、何気ないことでも、何かした事で、他の信者から、口に出して、感謝されることや、お話についてのコメントをもらえることはうれしい。そういった当たり前のことが行われる教会って、良いなぁ、と思います。個人的には、そうするようにしています。それはこの時以来です。

実は、このカードをくれたのは、ハンナ・ドミンゲスというパスター・ルイの奥さんだったんですねぇ。最初はよく分からなかったんだけれども。彼女は、スカンジナビアンアメリカンだったです。確か、スウェーデン系だったと思います。牧師婦人からだとは分からなかったので、それもよかったことかなぁ、と思います。このハンナさん、牧師夫人という感じが本当にしなかった人でした。そういう意味でも良いなぁ、と思いました。

ちょうど、サンタバーバラの教会に行き始めたのが、みんな夏休みで別の場所に言ったりするために、サンタバーバラからいなくなって、定常的な教会参加者の数が減る時期から通い始めたのでした。

とりあえず、当初は、よく分からないので、後ろの出口に近いほうが、私たちの家族の定位置になりました。つめて座れば、1000人は入ろうかというおっきなホールを200-300人で使うという贅沢な教会でしたねぇ。

賛美歌はパワーポイントで前に表示される、その日のメッセージの要点がこれまたパワーポイントで、前に表示される。なるほど、これはいい。私向きだ。と思ったものでした。とはいえ、このスライド作成作業をするパスターは大変は大変だったろうと思います。とはいえ、パスターのオフィスでこういう作業をするボランティアの信者さんがいたようですが。

今ではわりと当たり前のことになりましたが、2003年当時の日本の教会では少数派だったのではないでしょうか。ブラザレンの教会では、今でもこういったお話のスタイルは、少数派でしょうね。ちなみに、私は、喋りが早いので、家族からは、パワーポイントのスライドの表示がないと、話についていけない、といわれております。ゆっくりしゃべったほうがいいのですが、言いたいことが多すぎて、気の焦りがあるためなんでしょうね。毎回、お話しするときは主に信者対象の聖書研究の時間でも、普通の方対象の福音集会の時間でも、これがないときのほうが少ないです。軽井沢とかの小中学生以下対象のときには、さすがに使いませんが。

サンタバーバラのショアライン・コミュニティ・チャーチに定着することをその日のうちに決めたんですが、この日感じたただのショアライン・コミュニティチャーチに不満というか、なんと言うかさびしい思いをしたことがありました。これさえなければ、実に私たち向きだったのですが。

というのは、礼拝でパンとぶどう酒(ぶどうジュース)が回ってこない!?

一瞬、目が点になりました。ことばを失いました。うわさにはかねがね聞いていたのですが、本当に礼拝でパンとぶどう酒(ぶどうジュース)が毎週ないなんて・・・。礼拝とは、イエスキリストの十字架の死とその上で完成した「あがない」、その犠牲、そこで示された愛を覚えるためのもの、その基本要素がないなんて・・・。

骨の髄まで、ブラザレンがしみこんでいるのだなぁ、とこのときに改めて思いしらされたのです。ま、それもありか、と私は思いましたが、家内は残念がりましたねぇ。理念で理解できて満足できれば、それでよしとする私にとっては、まぁ、形としてのパンとぶどうの実からできたものが回ってこなければ、回ってこないで、それもありかなぁ、と思ったのでした。

あと、礼拝での祈りの時間が短いのは、逆に新鮮でいいなぁ、とも思いました。ブラザレンの教会での礼拝(聖餐式とも言う)の時間における祈りの時間は、延々、1時間以上続くところが多いので、いくら慣れているとはいえ、意識が遠くなることも、時にはあったりします。今参加しているブラザレンの集会(教会)は聖餐式(礼拝)を軽視しているわけではないけれども、30分以内で終わります。多分少数派だと思いますし、おそらく、記録的な短さだと思います。でも、それより短い。でもポイントは抑えている。これはいい、と思いました。初めてのノン・ブラザレン教会デビューは、どきどきの緊張や、チョコチョコした違和感がありましたが、無事に終わりました。海外でのノン・ブラザレンの教会デビューだったということも、良かったようです。説教の細かなニュアンスが分からない部分があったりもするので、細かなポイントでの違いから発生する批判意識が薄らいだ、というのもあろうかと思います。


そんなこんなで、この教会で約1年、過ごすことになります。

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