ブラザレンについての諸断章

このブログは、プリマスブラザレンに関する個人研究の成果なんかを書いています。所属集会(教会)の公式見解ではありません。

ブラザレンの発展史

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Tim GrassのGathering to His Nameの中p.174からブラザレン

文化に関する部分、The Emergence of Settled Patterns of

Assembly Life and Worship(集会生活と礼拝のパターンの成

立)の中のJoining the Assembly(集会への所属)についての

記載を紹介しながら、考えてみたいと思います。

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所属の話し合いに参加した信者が、それぞれの判断結果の

レポートを持って、その次のChurch Meeting(信徒総会)に報

告し、受け入れの場合、その信者は集会のメンバーとして

受け入れられる。他の教会からの移籍の場合は、以前の教

会からの推薦状によっても受け入れられる場合もあったし、

その人が有名な場合は、このような紹介状が必要でない

場合もあった。

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ここ数回で、ご紹介していたように、紹介状だけで受け入れる

のではなく、実際にはかなり突っ込んだ確認事項があったよう

です。このような背景には、ブラザレン派の教会では、共通した

信徒信条のようなものがないし、基本教理もあまり明確でない、

という側面があるため、共通理解が成立しているかどうかを

確かめることが重要だ、という側面があるようです。

その意味で、紹介状だけでなく、その人自体が紹介状と一致

しているかどうかを、きちんと理解したうえで、その集会の一員

として適切かどうかを確認しながら進む、ということは意外と

大事なことのように思います。特に、男性信徒は講壇に立つこ

ともあり、聖書のお話しを通して、信者に影響を与えることも多

いだけに、慎重さが求められる、ということもあるかもしれません。


Tim GrassのGathering to His Nameの中p.174からブラザレン

文化に関する部分、The Emergence of Settled Patterns of

Assembly Life and Worship(集会生活と礼拝のパターンの成

立)の中のJoining the Assembly(集会への所属)についての

記載を紹介しながら、考えてみたいと思います。

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新規に所属を希望する人は、その集会の二人の長老(指導

者)と面談することが求められます。さらに、その所属に関する

面会をする夜の集会の時間が設けられ、その時間が公示され

ます。その後、この日程が、新規に所属を希望する人にFriday

Meetingとして伝えらます。このFriday Meetingには、牧会の役

割を果たしたり、訪問ケアを行ったり、執事としての役割を果た

す人も含まれます。この後、希望者の名前が日曜日に公表され、

翌月の月例会(monthly Church Meeting)で話題となることが

公示され、そのうえ、二人の兄弟が補佐するために加えられま

す。

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若干、大げさとも思えるような制度となっていますが、この背景

には、自分たちの信仰のスタイルとの調和が保てるのか、という

ことの確信を持ちたいという側面があるように思えてなりません。

ブラザレン派では、男性の参加者が、信徒として迎えられた後、

講壇に立つことができるため、講壇に立ち、伝道に関する聖書の

お話しをしたり、聖書からの理解を披露したりすることによって、

そもそものその集会がもっていた文化の変容をもたらすような

影響を与えたり、他の信者の信仰スタイルや行動スタイルに影

響することが多いため、かなり慎重を期したようです。


Tim GrassのGathering to His Nameの中p.174からブラザレン

文化に関する部分、The Emergence of Settled Patterns of

Assembly Life and Worship(集会生活と礼拝のパターンの成

立)の中のJoining the Assembly(集会への所属)についての

記載を紹介しながら、考えてみたいと思います。

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Edward Grovesが1880年代にベテスダの交わりに参加しようと

した際のかなり詳細な記述が残っている。それによるとこの参加

のプロセスとしては、指導的な兄弟と集会の全体を満足させたも

のであり、新たに加入する人の回心、個人としての聖潔、聖書理

解の深さがその過程で示されるということを示すものであった。

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昔から、集会への所属、というのは、結構大変なものであったよ

うです。特に他派からの展開の場合は、審査、というほど大げさ

なものではないにせよ、かなり慎重に進められ、責任者のみな

らず集会全体での合意ということが大切にされたことがこの記

事からもわかります。


Tim GrassのGathering to His Nameの中p.174からブラザレンの行動様式

に関する部分、The Emergence of Settled Patterns of Assembly Life and

Worship(集会生活と礼拝のパターンの成立)についての記載を紹介しなが

ら、考えてみたいと思います。

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集会生活の伝統的なパターンが固定化する時期は、リバイバルの興奮

が収まる時期でもありました。このリバイバルによる急激な成長が落ち着く

につれ、教会の秩序における同質性が強まったことをDicksonは述べてい

る。成長は、集会の外部の社会への働きかけ(開拓伝道)によって、もたら

されるようになった。同質性がつよまることは、伝道的な活動が縮小した

ことを意味するのではなく、同質性は毎週の規則的な活動形態が確立

されることであった。さらに、この規則的な活動形態の確立は、数十年

後、社会への(信者の)追随を難しくする原因となった。

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文章として記載された組織や制度を作ることにかなり強く反対したのが

ブラザレン運動でしたが、結果として、毎週の日曜日に様々な活動が行

われ、その活動が定着し、パターンが生まれることで、文章に書かれな

い組織や制度、目に見えない組織や制度のようなものが出現すること

があるようです。これはブラザレン運動に限りません。制度を否定しなが

らも、活動が固定化することで、制度のようなものができる組織はたくさん

あります。書かれた制度がないとブラザレン派の教会では主張されるもの

の、外部の人から見た場合、実質的な制度が存在しているというという

印象があるようです。この結果、言っていることとやっていることに矛盾

が生じている、という印象をお持ちになる方もおられるようです。

このあたり、客観と主観との問題であり、認識論上の問題であるだけ

に、意外と難しい問題でもあると思います。

Tim GrassのGathering to His Nameの中p.172からBrethren and

Scripture(ブラザレンと聖書)についての記載を紹介しながら、考

えてみたいと思います。

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象徴的な聖書理解とディスペンセーション主義が、聖書の中の

パターンを探すために集中的に用いられた。これは歴史の中に

神は一貫したお方として存在するゆえ、神が様々な時代の中で

同じような行動パターンをとられるという信念から、このような探

索がなされた。そのため、この種の探索の方法としては、対応す

る事象や人、場所が異なる時代区分の中でどのような対応関係

にあるのかを考えることとなった。その結果は、図表の形でまと

められていったのである。


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この象徴的な聖書理解と各時代区分におけるに対応関係の議

論は、もちろん、一定の有効性があるとは思いますが、しかし、そ

れに振り回され、本来の神と人とのかかわり、神と、人と社会との

関係の対応関係を見逃すとしたら、少し、残念ではないかなぁ、と

思うのです。人間と神とのかかわりは、人間と社会と神とのかか

わりであり、その意味で社会環境が変われば、神と人間とのかか

わりも変わるように思うのは、私が不信仰の徒なのかもしれません。

ちなみに、まとめられたチャートというのは、日本では、あまりお目

にかかったことはありませんが。


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